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とはいえミクシで書けないことをこっちで書くという書き分けが完全に無くなってるからな、あっちじゃメイドネタ控えるつもりが(^-^;
そうだPSP、勇者30ってのを体験版だけやったんだけど結構面白いね
公式のイラストが目茶苦茶格好よいのとゲームのドットのギャップ、あと女神様の守銭奴っぷりが楽しい
・・・いかんまたやりたいゲームが増えた(^-^;
小説はパッと思い出す限り4つか?5つ考えてはある
まさかの続編2つ、打ち切りが1つ、メイおまで1つ、考えれば考えるほどエロにしかいかないのが1つ
あるってだけでここに載るかは不明、載っないのとかセルリアンの続編くらいしかないけどね
エロと続編の一つはまだ妄想段階、打ち切りがまだ進んでるほうかな
打ち切りは先に言うとソードマスターヤマトみたいな終わり方になります
どうせなら酷い方へ進んでやろうってね
頑張れ頑張れd(@^∇゚)/ファイトッ♪
デトノベ23の為になにかネタがないかと探している昨今の夕雅です
え、そんな暇あったらメイド服とおまじない書けって?別に期待されてないしいいだろう
幻想少女にいたってはもうやんなってきたわ・・・流石に投げたくはないけど
やっぱ短い話をちまちまカイテイクノデス!
なんていうか長い話になると読むのがシンドイ・・・・思わず小説なのに「長文乙www」ってなっちゃうね
まぁそれはいいとして自分がデトノベを書くぞっと思ったときってのは大体
「このシーンが書きたい!」
って思ったときね、そのシーンを中心に外堀を埋めていく感じだわ
だからその中心が滑るともうなんともやってられない、最近それに気が付いたわ
あと基本なんか少ない人数2~3人の話が多いな、デトノベ・・・あまり人が多いとどうも書きにくい
なので今回は様子見でまず短い話を書いてそれから色々と修正を加えて長い話にするorそのままって感じで行こう
漠然と頭にあるキーワードをつなげていってお話にします、今回一番やりたいのは『接続』
接続がメインで
教師
美少女
無垢
無知
この辺を織り交ぜていこう、書くのが当分先になりそうだからデトノベ23になるかも微妙なところだけど
その日以来オレは孤独ではなくなった。国枝実はやはり仕事だとかレッスンなどで毎日大学に来るわけではなかったがそれでも会えば必ず遊ぶ仲になっていた
遊ぶ所と言えばクラブやダンスホール、バーなどどこもオレにとっては生まれて初めての場所だったがそれがまた大人になったようなそんな錯覚を抱かせていたんだ
まぁそんな大人の社交場で国枝が語る役者の仕事やレッスンでの話はあの頃の何も目標、目的がなかったオレには凄く羨ましく聞こえていた
「それじゃいつもの時間にいつものところでな、恭ちゃん」
「おう、仕事頑張ってな」
夕方大学前で国枝と別れた後、適当にブラブラしながら国枝の仕事が終わる夜まで待つ
それから遊ぶってことで家に帰るのも当然遅くなっていたな、まぁ女の子でもなかったし二十歳も過ぎてるし別に親になにか言われたりはしなかったがな
適当に時間を潰すといつも待ち合わせに使っていた店へと向う。場所は桜陵大学前の駅の近く、路地裏に入ったところにあるバー・・・店の名前は『リフレイン』
ダークブルーのネオンが光る落ち着いた雰囲気の店で初めて国枝に連れられてきたときは流石に緊張したがそれも今となっては国枝と一緒じゃなくても入り浸るくらいに常連になりつつあるくらいだ
「八時半、ちょっと早いけどまぁいいか」
携帯電話で時間を確認するとオーク材でできた重々しい店の扉を開ける。
「あら恭治君、いらっしゃい」
「こんばんわです伊波さん」
「今日は随分と早いのね」
リフレインのバーテンダーである伊波早苗さんに出迎えられカウンターに座る。
伊波さんはオレよりも一つ年上で桜陵大学の三年生、ポニーテールが良く似合い大学ではテニスサークルの主将を務めている言わば皆の憧れって人だった
けれども本人は落ち着いた女性に憧れているらしくこのリフレインでその“落ち着いた女性”ってのを目指してバイトをしているらしい
店内は薄暗く、いつもムーディな曲が流れているがそんな中・・・正直伊波さんが落ち着いた雰囲気を持っているかといえばこれが全くそんな感じはしない、いやむしろ今のままのほうが彼女にはあっていると思う
「今日はゼミが早く終わったんです、国枝も仕事終わったら来ますよ」
「そうなんだそれじゃ先に飲んでおく?いつものでいいよね」
「あ、うんお願いします」
オレがが頷くと伊波さんは慣れた手つきで“いつもの”であるジンバックを手際よく作っていく。二十歳になって酒が飲めるようになったとはいえこのリフレインにくるまで大して飲んでなかったオレが国枝に薦められたのがこのジンバックだった、まぁそれからというもの飲むのは決まってこれだ
「はいおまたせしましたいつものジンバックね」
「ありがとうございます」
伊波さんからグラスを受け取るとゆっくりと口に運ぶ。ほのかな苦味に混じってレモンの香りが口の中から鼻へと抜けていく・・・この感じは家で何度か試したことがあるが伊波さんでしか出せない味だ
「やっぱり違うなぁ」
「ん?なにが違うの?」
「あ、いやこの前伊波さんが作るジンバックを見様見真似で作ってみたんですけどどうも一味違うんですよ」
酒を飲むようになって古本屋でカクテルの本を探し出し、ここででているメニューを色々と試してみたが、けれどもここで飲むジンバックと家で作ったジンバックではなんか一味足らない気がするんだよな
「ははーん、なに恭治君それは簡単なことよ」
伊波さんは一人腕を組んでなにかに納得するように頷くとぐぃっとカウンター越しに体を乗り出す
「一味違う理由恭治君知りたい?」
「そりゃまぁ・・・なにか隠し味があるとしたら知りたいですよ」
「ふふーん、それじゃ恭治君にだけ教えてあげようかな。それはねー愛よ!!」
「・・・はい?」
今、伊波さん愛って言ったのか?思わず聞き返してしまった
「あのー今、伊波さん愛とかなんとか仰いました?」
「そうよ・・・愛、愛が味を美味しくするのよ!」
「いやなんていうか流石にそれはないでしょ」
伊波さんはどうもたまにそうゆうことを真顔で言うから困る、真面目にそう思っているんだからなぁ。
そんな純粋というか世間知らずというかそんな伊波さんは子供っぽく頬を膨らませて反論する
「そんなことないわよ、ほら水に優しい言葉を掛けると綺麗な結晶が出来てそうじゃない悪い言葉を掛けると汚い結晶ができるってこの前テレビでもやってたのよ!だからさっきのジンバックにも私が美味しくなーれ美味しくなーれって願いを込めたから美味しくなったんだから」
「いや伊波さん、それエセ科学ですから」
オレは呆れて深く溜息をつくとグラスを一口傾ける、まぁ伊波さんがこんな感じなのは今に始まったことじゃないから気にはしてはいなかったがな
そんな他愛のない話を伊波さんとしながら一時間ほど経ったころだったろうか、リフレインに国枝実がやってきたのは
「いやぁ悪い悪い、恭ちゃん仕事押しちゃって」
仕事後の国枝はいつもの真っ白のダウンジャケットにサングラスを掛けて口振りの割りには特別悪びれた様子もなくオレの隣に座る
「国枝君には何を作ろうか、いつもの?」
「そうだなブラディメアリーで頼むよ、それよりも二人ともこれを見てくれよ」
そう言うと国枝は身を乗り出して持っている携帯電話の待ち受け画面をオレ達に見せた、そこに写っていたのは笑顔でピースサインをしている国枝と青いドレスを着た顔立ちの美しい女性だった
この女性どこかで見たことあるような、いやでもどこで見たのかさっぱりとわからなかった
「ん、誰だっけこの女の人」
「誰って恭二君、この人アイドルの高杉遼子だよ。やだなに国枝君高杉遼子と知り合いなの?」
伊波さんがアイスピックを持つ手を止め驚きの声を上げる。高杉遼子って名前を聞いてもオレにはなんていうか「ああ、そういえばそんなアイドルいたな」くらいにしか聞こえなかった、なんていうか疎いんだそうゆう芸能人関係の話ってのは
「いやそれが今度さドラマで競演することになったんだよ高杉遼子と!」
「へぇ本当かよ、それは凄いな」
「おいおい恭ちゃん、高杉遼子って言ったら国民的アイドルだぜ?もっとこう飛び上がるくらい驚いてくれよ」
「いやこれでも本当驚いているんだって、どっちかというと───」
アイドルと写っているとかそうゆうことよりもどっちかというとオレには役者になるって夢があってそれを着実に歩んでいっている国枝に驚きを隠せなかった
「え、じゃあもしかしてテレビでやるの?って、ごめんはい、ブラッディメアリー」
「どうもっと、まぁね。まぁチョイ役だからそこまで出番はないんだけどさ」
「でもそれ凄いじゃない!ついに国枝君がテレビで観れる日が来るのね!」
「いや、別にテレビで観なくてもここでいつでも観れるぜ?」
真っ赤なカクテルを口にしながら楽しそうに話す国枝は本当に楽しそうにオレの目には映った
それに比べたらオレは夢もなければ誇るものもない、それが少し疎ましく歯がゆくもあってどうにも素直に喜ぶことができなかったのかもしれない
これではいけない、そう思って飲んだ
ジンバックの苦味はさっきと違いすこしきつく感じで喉元を過ぎていった
「それじゃご馳走様、また来るよ」
「うん、二人ともまた来てね」
深夜二時を周った頃、オレと国枝は伊波に見送られバー「リフレイン」を後にした。
元々オレは多く喋るほうではなかったがそれでも今日は特に口数が少なかった方だと思う、まぁ結局国枝が終始今度やるドラマの話で一人盛り上がっていた
国枝が一人も盛り上がるってのはいつもののことではあるんだがな
「来週から撮影か、緊張するな」
表通りまでの道を二人で歩きながら国枝がぽつりと言葉を漏らした
「緊張って、国枝から珍しい言葉がでるな」
「珍しいって、一応俺だって人間なんで緊張くらいするっての」
「そりゃわかるけどさ、なんていうんだ?国枝って緊張をものともしないというイメージだからさ」
オレの言葉に国枝は深く息を吐くと空を見上げる
「ま、恭ちゃんの言うとおり俺は緊張とか弱音は吐かない主義だけどさ。今回ばかりは俺の野望への一歩となる大事な仕事だからな、あれさ武者震いみたいなもんだ」
「なるほどね、なに大丈夫さ国枝なら」
オレは国枝と同じ空を見上げて呟いた、その言葉は嘘偽りなく本心だ
オレの目には星一つも見えない空でも国枝には見えるものがある
「そりゃもう当たり前じゃないかよ!」
そう国枝に肘で小突かれながらふらつきながらそう思っていた
「そういやさ来週の水曜日って恭ちゃん予定開いてる?」
「まぁ開いてるけどどうした急に?」
唐突な国枝の質問にオレは少し驚きつつ答える
「ああ、恭ちゃんちょっと前にバイト探しているって言ってたじゃないか。それでささっきは俺のドラマ出演のことで忘れてて言い忘れてて今思い出したって訳」
ああ、そういえばそんなことを言っていた覚えはある。今までずっと親からおこづかいを貰っていたがオレもいい歳だ、リフレインで酒を飲むのもただではない。かといって今までオレはバイトの経験もないしなにかいいバイトでもないかと国枝に話したことがあったんだ
「水曜日ならまぁ開いてるけど、そのバイト紹介してくれるのか?」
「まぁそうゆうこと、それじゃ来週の水曜日の夜九時にリフレインに来てくれないか?」
「リフレインに・・・?」
その言葉を聞いて一つ疑問が沸いた。単純な話だ、オレが知っている限りリフレインは水曜日休みだったはず
「水曜日ってリフレイン休みだろ?」
「なに場所を借りるだけさ、鍵なら店長から借りて持ってるしね」
そう言うと国枝はダウンジャケットからキーホルダーの付いた鍵を取り出すと指にかけてクルクルと回してみせる
何故国枝がリフレインの鍵を持っているということをオレは疑問に持っていなかった、漠然と惚けて国枝の話に納得していたのだ
「なるほど、それならわかった。けどどんなバイトなんだ?」
「それは来てからのお楽しみさ、ああついでに履歴書とかいらないからなバッチリ俺が話しつけてあるからさ任しておいてくれよ」
そのときはニッと白い歯を見せながら親指を突き立てる国枝がじつに頼りがあるように思えたのだ
───それから日は過ぎて、国枝と約束した水曜日はあっと言う間にやってきた。
「ふぅ、なんとか時間には間に合ったな」
オレは一呼吸置くと、携帯電話を開く。携帯電話のデジタル時計の表示は午後八時五十分を照らしている
あの日以来国枝とは大学でもリフレインでも会うことはなかった、電話で話しても良かったんだがあいつの仕事の邪魔はしたくはなかったので結局掛けずじまいだ、こんなことは前々からもあったことだったので別段に気にしてはいなかった
当然リフレインは休業日ともあってダークブルーのネオンも光っておらず薄暗い。いやそれだけではないなにか心の奥から不安を煽るような雰囲気を醸し出している気がする
それに関わらず少なからず不安は抱いていた、国枝が紹介してくれるというバイトに対してのことだが詳細を全く知らないんだからな
「・・・こ、こんばんわぁ~」
赤錆びた金属の螺旋階段をあがるとオーク材でできた重々しい扉を開け声を放った、しかし返事はない
店の中はいつもの薄暗い様子よりも更に暗く、普段付いている間接照明すらついていない。オレは恐る恐る店の中へ歩を進めていく
「あ、奥の方が明るいな」
店の一番奥、真赤なソファとテーブルが配置されたところだけ明かりが燈っているのが確認できた。思わず安堵し席へと近づく、しかしそこにいたのは───
「あ、きょーじくんだぁー♪」
「伊波さん!?」
そこにいたのは国枝ではなく伊波さんだった。今日は休みだからいないとおもっていたのだが彼女の様子は少しおかしかった。伊波さんは表情はだらしなく頬を赤らめいつも結んでいるポニーテールもバーテンダーの服装も乱れきっていた
「どうしたんですか伊波さん、そんなに酔って」
正直こんなに泥酔している伊波さんを見るのは初めてだ、よくお客さんから勧められてきつそうなお酒を飲んでいるのを見るがいつも平然としているというのにこの酔い具合は異常だ
とはいえテーブルにあるのは見た目ただのオレンジジュースのグラスくらいしかない
「きょーじくん、そこのグラス取ってぇ」
「どうぞって、大丈夫ですか?」
頭を揺ら揺らとさせながら言う伊波さんの腰を支えると彼女の口元にグラスをそっと運んでやる
「うんダイジョウブだよぉー、そうだきょーじ君にも飲ませてあげる」
そう言うが否や伊波さんはオレンジジュースを一口口にすると身体を起こしオレの首に大きく腕を絡ませる
「え、伊波さんちょっ・・・」
「んっーくちうつしー♪」
オレの静止の言葉は伊波さんの柔らかい唇で塞がれた、そしてそのままオレの口内にジュースが流れ込んでくる
口元から零れたジュースが首元を伝ってたころ我に返り
「ちょ、ちょっと伊波さん、止めてくださいっ!」
「いやぁん!」
思わずオレは伊波さんを力任せに突き放してしまった、伊波さんはソファに背中をぶつけると小さく声を上げる
「・・・・・・だって ・・・きなんだもん」
「えっ??」
突然の言葉に脳が理解を示す前に舌の上にオレンジジュースに溶け切らなかったザラリと残っているモノのが口の中で渇き、それとともに強烈な苦味が口の中に広がっていく
「うっ、これは・・!?」
なにかはわからない、けど少なくともこれが良くない物だということはわかった
「おいおい、女の子を突き飛ばすなんて酷いことするじゃないか恭ちゃん」
突然した背後からの声にハッとなり思わず振り返る。
「なにキョドってるんだよ恭ちゃん?」
「な、なんだ国枝か驚かすなよ」
伊波さんからの突然のキスに動揺していたのは間違いない、国枝はいつもの真っ白のダウンジャケットにサングラスを掛けて不敵な笑みを浮かべていた
「お前もそれ飲んだのか?」
そう言うと国枝は先程伊波さんが飲んだオレンジジュースの入ったグラスを指差す、オレはその言葉に頷き応える
「なにが入っているんだよこれ、なんかの薬みたいな味がしたけど」
「飲んだんなら話は早い、この間話したバイトってのはこいつさ」
国枝がジャケットの懐から取り出しオレの目の前にチラつかせたのは白い粉の入った小さなビニールの袋だった。それはドラマとかでみたことがあるモノ、ドラマでなんかでしか見たことのないもの
「それって覚醒剤じゃないのか?」
「ああ、そうだよ」
「そうだよって、なにしてんだよ国枝!」
平然とした様子の国枝に対して思わず声を荒げて叫ぶ
・・・いやそんなことよりも国枝がやっていること、それが彼自身の夢を壊してしまうんじゃないかという不安の方が先にたっていた
「こんなこと止めろよ、お前には夢があるんだろ!」
「おいおい、なに怒ってるんだよ?これ凄い効果で気持ちよくなれるんだぜ、しかもかなりの稼ぎになる」
「犯罪行為じゃないか!しかも伊波さんにそれを飲ませたな!」
伊波さんの様子がおかしかったのは酒のせいじゃない、この覚醒剤のせいだということはすぐにわかった
オレは目の前をチラつくビニールの袋を腕を払い弾き飛ばす。その行動に国枝は今までと違う荒っぽい言葉を吐いた
「ってぇな、仕方ねぇだろカクテルの練習だとかでまさか休みの日にいるとは思わなかったんだよ。でもいいじゃねぇか恭ちゃん、この女お前のこと好きなんだってよ。これを気に抱いちまえば?」
「ふざけるな!」
あまりの言い振りにオレは怒りに任せて国枝のジャケットの襟元を掴む
「なんだよ恭ちゃんその手は俺を殴るつもりか?」
「どうしちまったんだよ国枝!お前はそんなやつじゃないだろ!?」
もうなにがなんだかわからなくなっていた、あの口移しされた覚醒剤のせいもあるだろうが錯乱していた。
けれどもオレの悲痛な叫びは全く国枝には届いていなかった、ただ口元を歪ませ笑いを堪えるように言葉を返してくる
「そんなやつじゃない?クククッ恭ちゃん・・・いや神楽坂恭治、お前俺のことなに知っているんだよ。大体なんで俺がなんで大学でお前に声を掛けたと思っているんだ?」
「な、なんでってそれはお前が友達が欲しいからって自分で言って───」
「アーッハッハッ!!!とんだお間抜け野郎だな」
オレの言葉を避けぎるように国枝が高々と声を上げる、オレはそれに呆気に取られるしかなかった
「友達だってぇ?俺はこの薬の売人をやらせるために声を掛けたんだぜ」
「なんだって!?」
「ちょうど以前に売人やらせていた奴がさ、これがやり方が下手糞で警察にマークされちまって警察はともかくマスコミにチクられたら面倒だったんで自殺に見せかけて殺してやったのよ、だからさ売人やらせる奴いなくてそれを俺は探していたわけ」
「・・・・・・。」
国枝の淡々と吐く言葉に閉口するしかなかった、だが聴きたくない耳をふさぎたくなる言葉は続く
「弱そうで友達のいなそうな奴をな、しかしまぁちょっとこっちから声掛けたら簡単に擦り寄ってきたのにはちょっと笑ったけどな」
「もういい、止めてくれ聞きたくない!!」
国枝の服から手を離し後ずさりながらがなるように叫ぶ
「おいおいショックだからってそんなに取り乱すなよ、俺はこれでもお前のことを信頼しているからここまでネタばらししたんだぜ?確かに薬の売人は危険な仕事だけどさそこいらのコンビニで何時間も縛られて貰う金なんかよりも遥かに多い給料が短時間で貰える、なんだったら現物支給でもいい金で女を買って薬使ってやりまくれば楽しいぜ?こんなチャンス二度とないんだよ、やろうぜ恭ちゃん!」
そう今までの友達のだとオレが思っていたときのように“恭ちゃん”と呼んだ時オレの中でなにかが切れた、ぐっと拳に力が入り国枝の瞳を睨み返す
「オレはそんな犯罪行為に手は貸さない、今日見たことは忘れるからオレの前から消えてくれ!」
「消えてくれ?おやおやどうやら立場を勘違いしているようだな」
「なにがだよ!」
おどけてみせる国枝に怒りをぶちまけるが、その意味はすぐにわかった
国枝の背後、暗闇から数人の男がぞろぞろと出てきたのだ
「うっ・・・」
「神楽坂恭治、お前の選択は『黙って俺の言うことを聞く』か『力で屈服されて俺の言うことを聞くか』の二つだ。そしてお前は選択を誤っちまった」
「クックックッ」
「ヒッヒッヒッ」
国枝が指を鳴らすと男達がオレの周りを逃げられないように囲い込む
「うっ、近寄るな!!」
「人間サンドバックだ、十回殴るごとに俺の言うことを聞くか確認してやる。その糞弱っちい正義感を調教し直してやれ」
それだけ言って国枝は伊波さんがぐったりと身体を寄せているソファに腰掛けオレンジジュースの入ったグラスを手に取る
「パーティの始まりだ」
「へへ、そいじゃ俺が殴らせてもらおうか。安心しろ顔だけは殴らないで置いてやるよ」
男達の中でも一際背の高いスキンヘッドの男がそう言いながら指を鳴らしながら近づく
「いきなりあいつかよ、こいつぁワンパンで終わりじゃね?」
「かもなー確かアマとは言えボクシングやってたんだろあいつ」
周りの男達が口々に言う中スキンヘッドの男はじわりじわりとこちらへの間合いをつめてくる
「殴ってきてもいいんだぜ?万が一勝てるかもしれないぜ、くくっ」
「く、くそう!!」
オレは無我夢中で拳を振るったが大きい図体にも関わらず巧みなフットワークでスキンヘッドはいともたやすく避けると一気に踏み込み
「素人のパンチが当たるかよ、喰らえ!!」
強烈な拳での一撃が腹に突き刺さる
「がはっ・・・・・・」
胃に穴が開いたんじゃないかっていうくらいの激痛に両膝から崩れ落ちる
胃液が逆流し激しい嘔吐感が襲う、それでも倒れることも許されず他の男達がオレの両腕を掴み無理矢理身体を起す
「まだ一発だぜ?こんなんじゃ先が思いやられるなっ!!」
「ぐあぁっ!」
スキンヘッドの男の一撃が更に加わる
「んー今の一撃はダメだったな、それじゃ最初からやりなおしだな」
「なっ・・・」
「人間サンドバックとかまじ面白いこと考えるよな、十回で終わるって期待を持たせておいてこれだからな。絶望に堕ちたときのこいつの顔笑えるぜ」
ギャラリーの男が声を上げ笑う、オレは微かな希望すらも失っていた
それからどれくらい殴られただろうか?
繰り返される殴打、終わらない殴打、全身が軋むように痛みの叫び声を上げている
「そろそろ死ぬんじゃねぇのこいつ?」
「大丈夫、国枝の親父は警察の上層部だからよ死んでももみ消してくれるってよ。前に売人やってた奴も自殺ってことで処理されたらしいぜ」
「ハァハァ、さてさっきので十回目ってことにしておいてやる」
取り囲む男達が口々に言う中、一人殴り続けていたスキンヘッドの男が息を切らしながらソファにどっと倒れ込む
「なんだたった48発でへばるとはね、そんなんだからアマチュア止まりなんだよ」
「う、うるせぇよ」
国枝は煽るようにその辺にあったボトルを飲み干すとゆっくりとした足取りで俺に近づく
「お前のちっぽけな正義感なんてこんなもんだ、気分はどうだい?」
「・・・・・・っ」
当に声など発することなどできない、床には何度と吐いた吐瀉物に塗れそれでも立ち上がることも出来ずに男達に上半身を無理矢理引き起される
「さぁ言えよ、「僕は負け犬ですゆるしてください助けてください」ってな!!これが最後のチャンスだ、第二ラウンド始まったら間違いなく内臓破裂で今度は死ぬぜ」
助かりたかった、生きていたかった、それがどんなに惨めだとしても死にたくなかった、死ぬのが怖くて怖くて怖くて怖くて
夢も未来も自分にはなかったがそれでも死にたくないという想いだけで口が動く
「ぼ・・・くは・・・」
「あ?なんだって聞こえないぞ」
「僕は負け犬です、許して・・・ください、助け・・・てください」
その言葉を呟いたとき、オレのなかでなにかが間違いなく失われた
身体の痛みよりもずっと痛い癒えることのない心の傷を負ったんだ
「クククッ、これからお前は俺の奴隷だ。おい、こいつの携帯を取り出せ奴隷には必要ないからなぁ!」
オレが屈服したことがよほど満足な様子の国枝は男達に指示させオレのポケットから青い携帯電話を取り出させると
「下手にどこかに連絡取られても困るからな!」
そう言い携帯電話を力一杯にへし折った
「それじゃあこれからもよろしくな“恭ちゃん”」
国枝は高笑いとともにわざとらしく“恭ちゃん”とオレの名前を呼ぶ
オレはバラバラと国枝の手から携帯電話の破片が零れ落ちていくのをじっと見つめることしかできなかった
つづく
酒飲んで妄想してたらふといかんことを考え付いてしまった
現段階最高傑作?と呼び声の高いデトノベ22のループ話あるじゃないですか
それをエロに特化して書き直そうかと思ったわけ
設定としてはアッシュ様のハーレムルートでウィステリアともアザレアさんとも同時にいちゃつくレベル
あ、ジェードはあれよ全裸で椅子に縛り付けでいちゃついているのを見せられる役、ドMだし仕方ないね!!
・・・とここまで妄想したのはいいけど、エロネタってオチをどうすればいいのかわかんねぇや!!
そもそもあの話感情が積み重なってきて悪いほうに進む話なのにこれ良くなってるじゃん!!と思ってしまい
なんていうかそんなもん妄想している暇あったらメイド服とおまじないを進めろよと、そう思う今日この頃でした
チャレンジしてみてもいいんだけどね
お約束の一言で片付けたらそれまでなんだけどもう発想の限界がきてるんじゃないか?
なにをやってもなにかを模倣した物しか出来上がらない気がしてならない、もし新しい!と思ってもただそれは自分が知らないだけでもう世界には普通にあったりしそうで怖い
よく音楽の話ではもう旋律は出尽くしたといわれている、似たような曲が多々あるのは結局どれかの模倣になってしまうからだと
となればもうあれじゃないの?
世界を牛耳るのはコネ、似たような作品でもコネがあればどうとでもなる
作品として似たり寄ったりならもう後はコネで金を得る者と金を得ない者が生まれるわけだ
別に金儲けの為に書いてるわけじゃないけどそんなことを思う今日この頃でした
本名が妙に字画が悪いので字画の良い名前にしようとおもった結果がこのちょっと痛い名前だよ!!
名古屋市在住、どこにでもいるメイドスキー♪
10 | 2024/11 | 12 |
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