[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
別に仲が悪いとかそうゆうのではなく、これが二人のベストな関係なんだと思う。
「あ・・・またやられちゃいました」
しばらくして五葉が言葉を漏らす。画面では今日何度目かという主人公が倒れているシーンが映っていた。
「みたいだな、そろそろ時間だし店のほうへ行くか?」
「はい、そうですね」
オレの問いに五葉は小さく頷くと手に持ったコントローラーを置き、ゲーム機本体の電源を落す。それを見てオレも五輪の書を閉じ立ち上がった
時計の針はなんだかんだで十一時を過ぎていたが開店の準備をするには充分余裕がある。
「にしても昔オレがやったセイバークエストはもうちょっと面白かったんだけどなぁ」
いかんせんゲーム自体小学生の頃以来やっていないから最近のゲームってのが理解できないがなんとなく映像だけ綺麗でなんか魅力を感じない気がする。
「昔ってどれくらい昔ですか?私最近のしか知らなくてお客さんもときどき『昔は良かった』と仰るのでちょっと気になります」
「別にオレはゲームマニアってわけじゃないけど・・・まぁあれだよ復活のおまじないってのがあった頃かな、ノートに汚い字で必死におまじないを写してた、汚い字だったから次の日に読めなくて泣く泣く前のデータから始めたりしてなぁ」
五葉とそんな会話を交わしながら二人で階段を下りていく。
・・・おまじない、おまじないと言えばそういえば一つ報告しなければならないことがあった。
音瀬五葉と出合ったあの日そしてその夜に行ったおまじない、効果なんてないって思った
『すこし幸せになれるおまじない』なんだがあれから実は効果があったのだ。
驚くなかれ、
───それは
「そういえば神楽坂さんそろそろメニューは覚えました?」
「よく出るやつは覚えた、レアなのもまぁそこそこって感じかな」
そう、オレこと神楽坂恭治はこの度喫茶店『リチェルカーレ』のキッチンを任されることになったのだ!!
今やメイド喫茶となってしまっているがそれでも憧れの天城さんの店で働くことができるようになったのはかなり嬉しい。料理のほうはまぁ昔からやっているのでそこそこできるんだけどもっぱら変なメニューを覚えるのが大変って状況だ
・・・働くことができたのがそれは本当に五葉のおまじないのおかげかって?あんまり深いことは考えるな
そうとでも思ってないとあんなに一生懸命やった五葉に申し訳ないだろう。
一階に降りて事務所の扉をノックし声を掛ける
「おはようございます天城さん!」
「おはようございます店長」
「ああ、二人とも入ってくれ」
渋い天城さんの声を聞いてオレ達は中に入る。店内がピンク一色な分、事務所は相変わらずシックで落ち着いている。そんな中天城さんはいつものスーツ姿でソファに寝転がり経済新聞を広げていた
「よし、まぁ朝礼を始めるか」
天城さんは読んでいた経済新聞を綺麗にたたみソファの上に置くとゆっくり立ち上がるのに
合わせる様にオレと五葉は横一列に整列する、これがいつもの流れだ
「今日はこれといって連絡事項はない・・・恭治、五葉よろしく頼む。」
「はいっ!」
天城さんの言葉に二人揃って返事をする。
実のところ天城さんは今のリチェルカーレでは事務的な仕事が多く、昔───といってもオレが修行に出る前のことだが───のようにカウンターに立ったりはしていない。
メイド喫茶に経営を変更してからというものオレがキッチンに入るまではずっと店のことは
ホールからキッチンまでほとんど五葉がやることになっていた
まぁオレがキッチンに入ることになった今は五葉は接客に集中することができるようになったこともあってリチェルカーレの売り上げも上がってきている。
メイド喫茶になったとはいえリチェルカーレに貢献できるのは正直嬉しいところだ
「それでは店長、お店のほう準備しますね」
「ああ、ちょっと待て。まぁこれは連絡事項ではなくて俺の勘なんだが」
「はい?なんですか」
五葉を呼び止めた天城さんは珍しく言うか言わざるか少し悩んだ様子で
「多分、今日は客の数が少ない・・・客が少ないときこそサービスをしっかり頼む」
とだけ言ってソファに戻っていった。
「どうゆうことなんでしょうかお客さんが今日は少ないって」
事務所を出てリチェルカーレ店内に入ると五葉は不思議そうにオレに尋ねてきた。
「よくわからないな・・・天城さんのことだからなにかしら原因があって客足が少ないって言ってるんだとは思うんだけどな」
そもそもメイド喫茶の客足が少なくなる状況なんてあるのか?と勘ぐってしまう
元より桜花町は中途半端な田舎町だ、そんなところでやっているこのメイド喫茶『リチェルカーレ』が経営できているのは曲りなりとも常連客ってのがいるからだ
「常連客か・・・」
五葉はホールをオレはキッチンへと分かれて開店の準備をする。リチェルカーレの店内は元々普通の喫茶店ということもありキッチンはカウンターを境にホールと繋がっていて店内を見渡せるようになっている
なっているおかげでその“常連客”からはオレの姿が見えるわけで、あんまり良い目で見られてはいない。そりゃそうだ、五葉とはじめて会ったときにやったおまじない・・・後から聞いた話だが五葉がおまじないをやるってのはこの店では超レアなイベントで客からすればなんでいきなりオレが?って状況だったらしい。
更には次の日からキッチンでオレが働くことになったもんだから常連客の冷ややかな目をそこはかとなく受けることになるのは当然のことだった。
まぁ一部例外な常連客がいるがこれはまぁとりあえず置いておこう。
「そうだ、なんか今日ゲームの発売日とかそんなんじゃないのか?」
キッチン周りを濡れ布巾で拭きながらホールで箒掛けしている五葉に尋ねてみる。素人考えだがなんか新作ゲームの発売日になるとその攻略に必死で店には来そうにないんだが
「私の知ってる限り今日はそんな有名タイトルの発売日じゃないはずですよ、そもそももしそんな日だったら店長がこの時間店にいるとは思えないですし」
「そうか、なら本当なんでなんだろうな」
あの硬派のカリスマと言われた天城さんがそんなゲームの発売日までばっちり把握してるなんて想像したくもないが、五葉の言うとおりなんだろうな
しかし天城さんが勘と言ったとはいえ適当なことを言う人ではない、なにかしら理由があってのことなんだろうがオレ達に想像はできないまま喫茶店『リチェルカーレ』はオープンの時間となった。
おまじない!!(登場キャラクター全員で)
(アドリブで誰かが一言)
な感じのCMイントロだと思うのよ・・・と妄想全開の夕雅です
ちなみにどーでもいいですが
未だに天神権開放リミットが伸びてます!!
管理人「穴掘りシモンは油断してます!今こそ女性陣の御意思を成就してください!!」
な感じで・・・・知るか!!油断ってレベルじゃねーよ!!
ちなみに来週は約三年ぶりに異性と二人っきりでお食事ですよ、最近出会い系で適当に悪戯してたんで
そんな感じで待ち合わせにこないんじゃないのかと不安でしょうがないわ・・・・・・電話番号とか知ってるんで一応?大丈夫なんだけどね
そんなわけでなんか久しぶりのメイド服とおまじないの更新なのに大した展開なくてごめんねぇ
ただ伏線は張っておいた、半径20メートルエメラルドスプラッシュ並に
いよいよこのサイトにふさわしい?ツンデレな音瀬四葉さんの登場がするわけですが
今のところヒロイン五葉が思ったよりも地味だわ・・・・
ぶっちゃると五葉にヒロインとしての品格があるのかどうかわからないところではある
これからドンドン準ヒロインが登場する中で五葉が生き残れるのか!?
恭治よりの五葉が心配になるメイド服とおまじない
略してなんだろう?メイおま?なんかこうぐっとこないなぁメイおまって言うんじゃ
本名が妙に字画が悪いので字画の良い名前にしようとおもった結果がこのちょっと痛い名前だよ!!
名古屋市在住、どこにでもいるメイドスキー♪
03 | 2024/04 | 05 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | |
7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 |
14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 |
21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 |
28 | 29 | 30 |