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日記と小説の合わせ技、ツンデレはあまり関係ない。 あと当ブログの作品の無断使用はお止めください
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「流石にそろそろ限界だ、会計を頼む・・・」
少し朦朧とした意識でそう告げたときにはもう既に入店してから2時間経っていた。
そんなに飲むつもりはなかったんだがそれでも気が付いたら4、5杯は飲んでしまってそろそろ終いにしないと色んなものがリバースしそうだ。
「なぁにぉ言ってるんですか神楽坂殿ぉ!会計は私にお任せあれと言ったですぞぉ!」
「そうらしいですよぉ」
陸奥とミントは楽しそうに体を揺らしている、仲良いなこいつら
「いや流石に自分で飲んだ分は払うさ、頼む四葉」
「わかったわ、ちょっと待って」
そういうと四葉は手に持った梅酒のロックを一気飲みする。
「やっぱり美味しいっ、よし!それじゃ御主人様行きましょうか」
四葉はソファからぴょんと飛び立つと会計の伝票を持って歩き出す
こいつはこいつで一番飲んでいた癖に全くの素面で酔う気配が一切なかったな
「神楽坂殿ぉ~また飲みましょうですぞー♪」
「ばぁいばぁいですぅ」
「あ、ああ・・・お前らも飲みすぎるなよ、今更遅いとは思うが」
手を大振りする陸奥とミントに軽く手を上げて答えるとオレは四葉の後を追う
「ふぅ、やっと開放される」
「あら?後半は随分と楽しんでいるように私には見えましたけど?」
「そ、そうかぁ?」
ぶっちゃけると後半は記憶が曖昧なんだよな、でも確かに楽しかった気はする。
久しぶりにこうやって誰かと一緒に酒を飲んだってことが楽しかったのかそれとも───
「いい友達を持ったわね、大切にしなさいよ御主人様」
長いツインテールを揺らして振り向くと屈託のない笑顔を四葉は見せる、その言葉になにかが一瞬繋がったような気がしたが、すぐにわからなくなった。
友達・・・か、別に陸奥とは友達でもなんでもないんだがな
「どうしたの御主人様?」
「なんでもない、会計をしてくれ」
オレは少しぶっきらぼうに言葉を吐く。自分でもなんでこんな風に言ってしまったのかよくわからなかった。
「はいはい、少々お待ちくださいな御主人様」
四葉はとくに気にする様子もなくレジの前に立つ、来たときにいた石渡はその場にいなかった。
「ええっとぉ、指名料が2000円でしょ、スペシャルメニューが3000円にウーロンハイが4杯でぇ・・・」
結構取るんだなこの店、四葉が伝票を読み上げていく中財布の中身を見ながらしみじみと思う。大体なんだよ指名料って別に指名した覚えはないんだがかなり阿漕な商売しているなカンツォーナは
「お支払いはしめて9800円になりますね、御主人様」
「さようならだな諭吉さん」
天城さんからもらっている1万円を差し出す。
「はい、それじゃ200円のお釣りね。」
「どうも」
「今日は楽しかったわ、御主人様をいじると反応面白いしまた来てよね」
「まぁ、気が向いたらな」
一応返事だけはしておく、ぶっちゃけ二度と来ることはないだろうが社交辞令だな
こうして笑顔で手を振る四葉に見送られてオレはメイド喫茶『カンツォーナ』を後にした。

「もう夕方か・・・」
日も暮れてきた桜花町の通りを歩きながらオレは考える。
高い授業料を払って喫茶店『カンツォーナ』で様々なサービスを受けてきたわけだが『リチェルカーレ』が対抗できる部分ってのがない気がする。
まぁ天城さんのことだそこはなんか策を講じるだろうからオレが気にしなくてもいいかもしれないな
そんな風に考えながらちょうど大通りの交差点にさしかかったときだった。
ぶわっと強い風が吹きオレの目の前で大量の紙が舞う───
「な、なんだ?チラシ・・・か?」
まるで花吹雪の如く舞い落ちる紙の一枚を拾い上げる。
そこには・・・

『メイド喫茶リチェルカーレ 明日よりスペシャルメニュー『煉獄の炎に抱かれし天使』が登場します!!
煉獄のように真っ赤なイチゴソースのケーキです、とっても美味しいですよヽ(´ー`)ノウマーイ
更にこのメニューを注文するとなんと特別にメイドさんがおまじないしてくれますΣr(‘Д‘n)マァ
限定商品になりますので数がなくなり次第終了します(つд∩)ゴメンネ』

手のひらサイズのチラシには可愛らしい字でそう書かれていた。
「これ・・・『リチェルカーレ』のチラシか、五葉が作ったのか?」
手書き故、チラシとしてはあれだがそれでも五葉の一生懸命さが物凄く伝わってくる。
「あいつ、なんにもしてないように見えてしっかり店のこと考えているな」
思わず感心してしまう、だがそれと同時に疑問も沸いてくる。
「だけどなんでチラシがこんなところに?」
受け取った奴が捨てたっていうにはあまりにも枚数が多いし、近くにはチラシを入れるためのプラスチック製の小さな手提げカゴも転がっている。
なにか嫌な予感がする、オレの嫌な予感は本当に当たるから困る
大体チラシだけがここにあるってことが物凄く変だ、五葉が一生懸命つくった自分のチラシをこのままにして帰ったりするか?いやしないだろう
「タバコ屋のお婆さんに聞いてみるか」
交差点の角に昔からある対面販売のタバコ屋がある、もしかしたらそこのお婆さんが五葉を見ているかもしれない。
オレは焦る気持ちを抑えてタバコ屋へ向かう
「お婆さん、ちょっといい?」
「はいはい、おや恭治君じゃないかい久しぶりだねぇおつかいかい?」
ガラスの向こう側で赤いちゃんちゃんこを着た皺くちゃ顔のお婆さんが笑う。そう言えば小さい頃よく御使いでここに来てたっけ
「いや御使いじゃなくてちょっと聞きたいことがあるんだ」
「はいはい、セブンスター1カートンね」
「ちょっと待った!頼んでない、頼んでないよお婆さん!」
奥の棚を探しだそうとするお婆さんを呼び止める。思い出した、このお婆さんときどき耳が
遠いんだよ、しかも狙ったかのように肝心なことを聞き間違えたりする。
「買い物じゃないのかい?」
「そう、ちょうどそこの角でメイドさんがチラシ配ってなかったか聞きたいんだ」
「は?冥土にはまだまだ行く気はありませんよ、わしゃ」
「その冥土じゃなくて、あーメイドさんって言ってもわからないか。ええっとじゃ女中さん、なんかヒラヒラしたエプロンをした女の子いなかった?」
オレの言葉のなにかに反応したかのわからないがお婆さんの目がカッと見開く
「おおおっ!あのめんこい女の子ならさっき車が通りかかってそれに乗って行ってたよ」
「なっ・・・!」
オレの不安を煽るかのように更に風が吹く、オレの背後で五葉のチラシが舞い上がる。
「おやおや恭治君どうしたのかのぉ?」
既にお婆さんの言葉は耳に入っていなかった。車に乗っていった?五葉が本当に自
分から乗って行ったっていうんだったら大量のチラシがここに捨てられているのは何故だ?
そんなことテレビの名探偵じゃなくたってすぐわかることだった
「天城さんに知らせないと!!」
チラシを握り締め、なりふり構わずオレは走り出した。
一体なんでどうしてこんなことになってやがる・・・っ!
細い路地を一気に駆け抜けながら考えを巡らすが何一つ思い浮かぶ節がない
いや・・・思い浮かぶも何もオレは音瀬五葉のことを何一つ知りはしないじゃないか
本当に五葉との関係はあれでベストだったのだろうか?
「くそっ、考えても仕方ないっ!」
喫茶店『リチェルカーレ』が見えてくる、不安を振り払うように首を振ると息を切らしながらオレは茨のアーチを潜り店へと入る。
「天城さん、大変です!」
「あ?恭治か、どうした騒々しい」
カウンターの椅子に座っていた天城さんが怪訝そうに振り返る、オレはそんなことも気にせず駆け寄る。
「あ、あの大変なんですよ五葉が・・・っ!!」
「ああ・・・そうらしいな。だがお前はとりあえず落ち着け、後は奴等に聞いてみるさ」
オレの言葉を遮り天城さんはオレの肩にポンと手をやり立ち上がる。
奴等?奴等ってなんだ?
だがすぐその答えはわかった───
「久しぶりじゃないか、天城仁!」
「えっ?」
その言葉に思わず振り返る、いつの間にかそこには二人の男が立っていた。
「あ・・・あいつは確か『カンツォーナ』にいた石渡!」
「・・・・・・。」
一人はオレがさっきまで行ってたメイド喫茶『カンツォーナ』でレジに居た大男、石渡
オレの言葉にも石渡はじっと黙ったまま微動だにしない
そしてもう一人は言葉を発した本人、どこぞの世紀末を思わせるモヒカンな髪型と時代外れといわんばかりの特攻服を着たその男を前に天城さんはグラサンを外し眼光鋭く言い放った
「誰かと思ったら元総番の雛形先輩じゃあないですか、あいにくと今日は定休日でしてね、なんの御用ですかね?」



次回予告!!

テーレッテー!!

天城「やれやれ、恭治が慌てて帰ってきてたとおもっていたらまさかあの雛形康弘を連れてきてるとはな。しかも恭治の口ぶりからしてあのメイド喫茶『カンツォーナ』となにやら関係があるらしい・・・まったく面倒な話じゃねぇか。次回、メイド服とおまじない第13話抗争編その7『非情、冷酷無比な要求』に期待するんだな」


友達とカルドセプトをやりましてキャラクター名を五葉、四葉、恭治、仁って名づけて
五葉&四葉組(私操作)、恭治&仁組(友人操作)でプレイしたんですよ

そうしたら前半まさかの恭治独走w

そのまま目標いっちゃうかとおもったら最終的な順位は

1位 五葉
2位 四葉
3位 仁
4位 恭治

後半恭治ボロクソでした(;´Д`)
「なんか恭治っぽい」とか納得してたけどいいのかそれで・・・・

まぁでも五葉は話題づくりのためとか言いながらゲーム結構やってるし、そこそこ上手そう
四葉は妹の援助wを受けながらなんとか2位、意外と堅実な感じ
天城さんはやたらと運が強い、だが最終的に足を引っ張った人のせいで3位に落ちる
恭治は何回魔力枯渇(ようするに破産)したのかわからないくらい、しまいにゃ五葉のおまじない?で
「2がでて私の領地に魔力払ってください!!クオーキ クオーキ キワラケチ!」と願ったら本当に2を出す始末、笑ったよ・・・


はいな、そんなわけで抗争編その6!
ねぇねぇ、まさか抗争編冒頭の回想ででてた雛形がでるとおもってた?ねぇねぇ?
でると思っていた人にはがっかりだよ・・・・気づくなよまったくもう!!( ゚o゚)ノこらぁ!

さてあと4回くらいで終わるかな?今回はなんだかんだで予定通りなペースでした、まる
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無題
すまん、コレ更新されてた事に気付いてなかった。
13を先に読みそうになって、「雛型って誰?」と思って12に来て、
読み終わってまた、「雛型って誰だっけ?」と思って7を読んだぜ…

リチェルカーレ対カンツォーナが、五葉対四葉だけでなく、天城さん対雛型になるのは面白い。
萌え一辺倒にならず、かといって美少女キャラが屈強な男をぶっ飛ばすような、ありがちなバトルにならないとこが期待できる。
桜井 2010/03/27(Sat)21:08:48 編集
無題
ここにコメントあること忘れてる奴もいるんで気にしなくてもよいですw

ちなみに雛型じゃなくて雛形ですので、どーでもいいところだけど
あー美少女が屈強な男ぶっとばすのはやろうとか思ってた、うん実はw
ひおうゆうが 2010/03/28(Sun)02:06:34 編集
プロフィール
HN:
氷桜夕雅
性別:
非公開
職業:
昔は探偵やってました
趣味:
メイド考察
自己紹介:
ひおうゆうが と読むらしい

本名が妙に字画が悪いので字画の良い名前にしようとおもった結果がこのちょっと痛い名前だよ!!

名古屋市在住、どこにでもいるメイドスキー♪
ツクール更新メモ♪
http://xfs.jp/AStCz バージョン0.06
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