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日記と小説の合わせ技、ツンデレはあまり関係ない。 あと当ブログの作品の無断使用はお止めください
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『14症候群』


ああ───なんて蒼い空なんだ。
最後の日、校舎の屋上でソラを見上げる。こんなに蒼いソラはあの戦いの日以来か
いや、その話は止めよう・・・話が長くなる。
「しかしこんな暑い日に外で運動とは大変なもんだな」
金網のフェンスから見える運動場では俺のクラスのやつらが走り回っていた
なんで俺は校舎の屋上でサボタージュってるかって?
そいつは俺こと北川真樹、真の名でいうと“影咲狼牙”に運動など必要ないからだ
別に体育が嫌いだとかそんなんじゃない、決してない
まぁこれはクラスの奴等には秘密だが俺がこの学校に来たのには目的がある・・・
「いつ見ても美しい」
クラスの凡人達の中に一目を惹く美しい女性が居る。背ほどある長く美しい髪に整った顔立ち、彼女の名前は東藤沙紀、俺が今守るべき者・・・組織では光の巫女と呼ばれている
本来なら組織が保護するべきなんだろうがあいにくと彼女はまだ力に目覚めてはいない、いきなり彼女を組織で保護したところ状況が飲み込めないだろうということでその力が目覚めるまで俺が監視することになったのだ
無論俺が組織の人間だっていうのは彼女には秘密だ、あまり近づくのもあれなんで一度たりとも喋ったりしていないが俺は常に彼女のことを気にしながら行動しているんだ
「やれやれ面倒な任務だぜ」
金網に凭れ掛かり天を仰いだ。
その時だった、普段開かない屋上への扉ががちゃりと重々しい音とともに開いた
普段開かないのは本来屋上への扉は鍵がかかっているからだ。俺?俺はそこの扉の鍵を用務員のおっさんのところからしばらく拝借しているから入れるんだ
「北川君!授業はどうしたの!?それに屋上へは立ち入り禁止だって言ったでしょう?」
妙に甲高い声で叫んだのはショートボブにやたらと胸元が開いた白いスーツ姿の女性、西田麻依・・・うちの担当でもあり───
「西田先生、いや・・・ノスフェル=ドクトル上層幹部、なんですかこんなところまで」
真の名で呼び合う、組織の人間の一人でもある。一応学校の中にはこうゆう風に協力者がいたりもする
その言葉にノスフェルはハッと気が付いたように
「学び舎でその名を呼ぶのは止めなさいといったはずです北川君」
「それでなにか御用ですか先生?」
「授業をサボって・・・いえ、そんなことはいいのです。組織に反乱分子がいることは以前にもお話しましたね?
彼ら───私達は彼らをアヴェンジャー呼称してますが彼らの行動が活発になってきています」
「知らねぇよ、そんないざこざは上層部のあんたらの仕事じゃないか。大体そんな奴等上層部なら他愛もないことだろうに」
ぶっきら棒に言葉を吐き捨てる、これ以上面倒事に巻き込まないでくれ
だがノスフェルは冷静に言葉を続ける
「その反乱分子アヴェンジャーの中にはSクラスの能力者がいます、と言ってもですか?」
「なっ、Sクラスだと・・・・っ!」
Sクラスというのは組織の中でも数人しかいない強力な力を持つ能力者のことだ、そんな中に裏切り者がいるっていうのか?
「Sクラスの能力者を止めることができるのは特Sクラスである貴方の力が必要なのです」
「おいおい・・・なんの冗談だ、俺はBクラスだぜ?」
「調べはついていますよ北川君、貴方はわざと自分の能力をBクラスに落して申告してますね。」
───やれやれ、気が付いてやがったか
俺は後ろ首を掻きながらノスフェルに背を向けグラウンドを見つめる。光の巫女は100m走のタイムキーパーをやっているようだ、やはり美しい
「で、どうするんだよ光の巫女は放っておくのかよ」
「それが厄介なことに彼等の目的はその光の巫女のようです、雑魚ならばAクラスの私でも対処できますが・・・・・聞いてますか?」
「聞いてるよノスフェル、Sクラスの能力者がでたら俺が対処するってことか。けど一体Sクラスの裏切り者は誰だ?」
Sクラスといったらあの戦いで前線に出てきた奴等だ、戦うとなったらこっちも本気を出さなくちゃならねぇ
「それを知る必要はありません、現れ次第速やかに排除お願いします。それでは私は職員会議がありますので」
そう言って戻っていくノスフェ・・・西田先生の方を振り向くことなく俺は深く溜息をついた
それとほぼ同じタイミングで授業の終わりを告げるチャイムが辺りに鳴り響いていた

反乱分子アヴェンジャーの動きがあったのは昼休みだった
各々がグループを組んで昼飯を楽しんでいる、そんな中俺は一人購買のパンを片手に教室からエスケープしようとしていた・・・・・・・・説明するまでもないが俺は別に一緒に食べる相手がいないというわけではない、元々一般人のクラスメイトと話があうわけがないのだ。もし話が合うとすれば光の巫女、東藤沙紀だけだ
が今彼女と接触するのはまずい
「えっ!なにこれぇ!!」
話がずれた、ようは突然変な声をあげた奴がいるんだよ。声を上げたのは東藤沙紀の友人のようだ、なにやらその手には便箋のようなものが握られている
「ねぇねぇこれ沙紀宛へのラブレターじゃないの?」
「ちょっと・・・声大きいって」
『ラブレター』・・・その言葉に俺の心臓が大きく波打った。いや、別にラブレターってところに反応したわけじゃなくて、なにか呪術式トラップじゃないと読んだからだ・・・・まさか奴等の仕業か!?
「これ読んじゃってもいいよね?沙紀」
「え、ダメだよ。送ってくれた人教室にいるかもしれないし」
「えー大丈夫だよ、あけちゃおー♪」
「あっ、ちょっとぉ!」
そういって東藤沙紀の友人はラブレターを開封しだす。くっ、本来ならば能力を使ってラブレターなんぞ破棄してやるんだがここは教室、皆に俺の能力を晒すわけにはいかない。俺に今できるのは教室の出入り口のところでヤキモキすることだけっ!!
「えーなになに『愛しの東藤沙紀さんへ』だってぇ、マジウケルんですけど」
「もうちょっと止めなって、書いた人が可哀想だって」
ちょっと笑いながらラブレターを読む友人を止めに入る光の巫女、しかし本当に止めて欲しいのか光の巫女
全然止める気ない感じじゃないか
「んーじゃまぁ最後だけ『どうか僕と付き合ってください、今日の夕方・・・』えーと場所が書いてあるね。やるねぇ沙紀ちゃん、でも名前書いてないねぇ」
「きっと恥ずかしいんだよ」
呪術式のトラップではなかったか。しかし俺が安堵の溜息をつこうとした矢先また沙紀の友人がとんでもないことを言い出した
「これを書いたの誰よー♪告るんならはっきり名前名乗りなさいよー♪」
その言葉にただでさえ煩いクラスが一層煩くなる。誰が書いたとかそんな低レベルなことで騒ぎ出すとはね
───やれやれ、暇なやつらだ
そりゃ光の巫女は美人だ、モテルだろう・・・少し気になるがラブレターを出した奴は哀れなものだ
彼女は光の巫女、一般人とは釣り合うわけがないのだ
相手にされない、相手にされない、相手にされない・・・・よし心の中で三回言ったんだ相手にされない、はずだ
「けど一体誰がラブレターなんて入れたんだろう?体育の前には入ってなかったのに」
不思議そうに首を傾げる沙紀にクラスメイトの一人が言う
「あれじゃね?体育の時間、北川がさぼってたじゃんよ、あいつが書いたんじゃね?」
「・・・・あ?」
クラス中の視線が俺に集中する───
「そういやラブレターが見つかったとき、真っ先に教室からでようとしてたもんな」
クラスメイトの一人がそんなことまで言い出してますます教室は盛り上がりを見せる。
だが、少なくとも書いたのは俺ではないのだ・・・そんなことをする勇気があるならとっくにやって、違う!
俺の存在を彼女には隠しておかなければならないからそんなことをするはずがないのだ
まして恋仲などありえません!!
「くっ、まさかアヴェンジャーの奴等・・・俺がみんなの前で能力を使えない事をいいことに攻撃を仕掛けてきたか。こうやって周りを洗脳し、俺に精神的攻撃を仕掛けてくるとはやるな」
誰にも聞こえないほどの小声で呟く、だが能力の使えないこの状況どう打開する?
「あー北川君かぁ、私はパスだなぁなんか変わってるし・・・沙紀はどうなのよ」
「え、そうだなぁでも私、北川君のこと全然知らないのよね」
『・・・だからこそ付き合ってみたいのよね』
そう俺には聞こえた、いや間違いなく聞こえた、聞こえてなかったとしても心の中でそうおもってたはずだ
だが許してくれ光の巫女よ、今は任務の身・・・その気持ちに答えれるのは───
「で、どうなんだよ北川!!」
クラスの不良のバカでかい声で意識が引き戻される、まったくいい迷惑だ
「どうもこうもない、僕は無関係だ」
「それはどうかな影咲狼牙」
「なにっ・・・?」
俺の言葉に反応するように教室の後ろのほうから声がする。
「君と光の巫女が無関係とは思えないね」
「南風章・・・っ!そのことは言っていけないはずだ!」
俺は叫ぶ。詰襟をきっちりしめた制服の男、南風章、真の名ガルファードは俺と同じ組織の一員だったはずだ・・・しかしなぜ光の巫女のことを言い出す?
「えっ?なに光の巫女って?」
「ククク、『なぜ光の巫女のことを本人に言う?』って顔だな」
困惑顔の沙紀に笑うのを堪えるかのように南風は続ける
「影咲狼牙は光の巫女の監視役としてこの学校に来ているんだよ、光の巫女の能力が目覚めるまで!」
「まさか南風、お前・・・!」
握った拳に力が入る。信じたくはないがここまで秘密にしたことをばらすってことは
「ガルファード、お前がアヴェンジャーになったSクラスの能力者なんだな」
「そうだ、狼牙・・・しかしいくら特Sクラスの貴様でもここで能力を使うわけにはいくまい!」
まさかガルファードが相手とはな、ガルファードはあの時の戦いのとき同じチームを組んで戦った仲間だ
強敵には間違いない、これはこっちも本気を出さなければやられるッ!
「そういえば沙紀、次の時間移動教室じゃなかった?」
「うん、音楽の時間だね。そろそろ行こう」
「あー次、音楽かー宿題あるんだよなぁ」
ガルファードとのにらみ合いが続く中クラスメイト達は口々に教室を出て行く、これから特SクラスとSクラスの戦いが始まるんだ教室から出るのは当然だ
それを見て俺はニヤリとほくそ笑んだ
「フッ、どうやら勝利の女神はこっちにあるようだぜガルファード」
「このガルファード、初めからこうなることは予測済みだ。アヴェンジャーの指示とはいえクラスメイトを人質に取るなどという卑怯なやり方は俺の流儀に反するのでな」
「あのときの戦いから変わってないな、ガルファード!」
「お前は変わりすぎたんだ狼牙、いくぞッ!!」
・・・二人の戦いは始まったばかりだ!!

                                                    おわり

氷桜夕雅先生の次回作にご期待ください!!


あーえー情緒不安定なときに情緒不安定な小説書きましたよ、内容も情緒不安定だよ

でもオチは元々こんな読みきり打ち切りENDで決まってたよ

書くだけ書いて読み返したらちょっと「なにこれ・・・」な話だったわ、勢いで書いた結果がこれだよ!!

笑え・・・笑えよ・・・ッ!

まぁタイトルのとおりに主人公14歳、つまりは中二・・・中二病って話です
元々は中二病が周りに伝染していって15歳になったら元に戻るとかそんな話しだったはずが
激流に身を任せ同化する(byトキ)して気が付いたらわけわからんことになってたわ・・・

登場人物は全員東西南北から取ってあります、西田麻依は名前違うけど好きなグラビアアイドルからとっちゃった、ラードルってだけで
ついでに西田先生との会話は全部主人公の妄想です、現実には普通に怒られてます

あの戦いって言うのは中1のときの騎馬戦のことです、南風君は主人公の妄想に付き合ってくれる悪友です

禁断の書『ロストバイブル』には彼らの設定が詳しく詳しく書いてあるぞ!(俗に言う妄想ノート

なんか途中から楽しくなっちゃってやたらと話が長くなったわ(;´Д`)

しかし最近メイド服とおまじない書いてないなぁ(´-ω-`)
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やめておきます。Cクラスの僕とあなた達では差がありすぎる……
今回はサクっと読めた。
普通に面白い。

先生が話に乗ってるから、こいつら本当に超能力者なんだろうなーと思って読んでました。
クラスメートの反応が薄いから、もしや!?とは思ってたけどw
まさか本当に中二病とはwやってくれる

超能力バトル物って溢れてるから中二病の方が面白いね。
ただ読みたくないと思いつつも実は書きたいです。
超能力バトルが。。。
桜井 2010/03/23(Tue)21:17:38 編集
その謙虚な姿勢ッ!!ほ、本当にCクラスなのかッ!!
・・・実は小学校時代、まじで好きな子を光の巫女って呼んでた
Cクラスの私です(;´Д`)シニタイ
まぁSクラスとかなくてなんかメタルヒーローでしたけど私
結局初代光の巫女には私の正体がばれて(そうゆう設定ね)巫女としての能力を失ってしまいそのまま引っ越していきましたよ

・・・何語ってるんだ私、ちなみにこの話はまだ「ラブレターを出したのは誰?」って謎を残したままなので気が向いたらまた書くかもです


能力バトル物は確かにありきたりすぎて手出しにくいね
何書いても二番煎じになりそうだけど
でも書きたいのなら書いても い い の よ ?
なんか面白そうだ・・・
ひおうゆうが 2010/03/23(Tue)22:45:58 編集
プロフィール
HN:
氷桜夕雅
性別:
非公開
職業:
昔は探偵やってました
趣味:
メイド考察
自己紹介:
ひおうゆうが と読むらしい

本名が妙に字画が悪いので字画の良い名前にしようとおもった結果がこのちょっと痛い名前だよ!!

名古屋市在住、どこにでもいるメイドスキー♪
ツクール更新メモ♪
http://xfs.jp/AStCz バージョン0.06
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