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おまじないが終わりしばしの沈黙がエレベーター内に流れる。
我ながらよく五葉のおまじないを覚えていたと思う、そして咄嗟の行動とはいえ結構大胆な
ことをしたと少しばかりの後悔・・・けど
「ありがとうございます神楽坂さん」
頬を紅く染め微笑む五葉を見たら自分のやったことは間違いではなかったと確信した
「でも神楽坂さんがおまじないをかけてくれるなんて思っても見なかったです」
「まぁオレも間違えなくて良かったよ、間違えてたら洒落にならないからなぁ」
そう言って二人で笑いあう。今日は色々あったがなんにせよこれで戦いは終わったんだ、後は帰ってゆっくりと休むだけ・・・と思っていた
ゆっくりとエレベーターの扉が開きどこかで見たことがある金髪ツインテールのやたら背の小さいメイドさんと目が合うまでは
「や、やぁ」
思わずぎこちなく手を上げる。ぎこちなかったのは金髪ツインテールのメイドさん───
四葉が妙に殺気だっている気がしたからだ
「あんたなんでまだここにいるのよ、それにメイドさんに手を出して」
「いや待て四葉さん、これには海よりも深い訳があるんだ」
「え、四葉お姉ちゃん?」
五葉が振り返る、あれ?今何かお姉ちゃんだとかなんとか・・・
「五葉、五葉じゃない!なんでこんなところでメイド服・・・っていうかぁ!!」
物凄い怒りの形相でずんずんと四葉が近づいてくる、やばいなんか知らないがやばい
「四葉さんなんかしらないが落ち着こう、落ち着こ・・・」
「なんでもいいから五葉からそのいやらしい手を離しなさいっ!」
「うぉっ!」
四葉に両手で突き飛ばされて後ろにふらつく。別段大した力じゃない、それこそ天城さんや雛形の手下に比べたら蟷螂の鎌なのだが
ゴンっと鈍い音が頭の中に響く
運の悪いことに思いっきり壁に後頭部をぶつけた、それはもうクリーンヒットな感じに
───あ、やばい落ちる
考えるまもなく全身から力が抜け膝から崩れ落ち意識が遠のいていく、消え行く意志の中目に映ったのは
「え、あれ?なにどうしたの?」
自分がやったことが理解できずに立ちつくす四葉と
「神楽坂さん大丈夫ですか!?」
心配そうに駆け寄ってくる五葉の姿だった
ああ、せっかく五葉が笑ってくれたっていうのにまた悲しそうな顔してる
なんとかしなくちゃ、そう五葉の顔へと手を伸ばしたところでオレの意識は完全に落ちた
手が握られていた───
柔らかくて温かい、それはどこか懐かしく安心できる気持ちにさせる
「・・・・・・ん、ううん」
ゆっくりと目を開ける。見慣れた天井だ、そこがリチェルカーレの五葉のベットだということにすぐに気が付いた
「うっ・・・」
頭痛がして次に全身に痛みが走る。思ったよりも目覚めは悪かった
「神楽坂さん!気が付きましたか」
「あ、ああ・・・ごめんなんかまた心配かけたみたいで」
心細そうにオレの手をギュッと握る五葉を見て、心配させないようにとにかく無理して笑顔で作る
「もしかしてあそこから運んできてくれたのか」
「あ、はい。・・・一応傷の手当も少しですがしました」
確かに五葉の握るオレの手は包帯でグルグル巻きだ
「でも本当神楽坂さんが無事で良かったです、もしものことがあったら私・・・私!」
「おいおい、泣くなよ」
薄っすらと瞳を濡らす五葉の涙を拭おうと身体を起したとき視線の端にオレを一発ノックアウトした金髪ツインテールの美少女がいることに気が付き、思わずオレは動きを止めた
「あ・・・四葉さん」
こんなことをしていたらまた「私の妹になにしてるのよー!」と突き飛ばされる・・・と思ったがなぜかベットから少し離れたところで何故か四葉は体育座りをしていた、しかもなんかあれだ金髪のツインテールが元気なさそうにしょげている
「あのえっとごめんなさい。五葉から話は聞いたわ、まさかあなたが五葉を助けてくれてたとか知らないで」
四葉はオレに気がつくと立ち上がり申し訳なさそうに頭を下げる
「いや俺は大丈夫だよ、しかし驚いたよまさか四葉さんと五葉が姉妹だったなんて」
気を失う前に確かに聞いた五葉と四葉が姉妹という事実、無論一番驚いたのは姉妹は姉妹でもあのロリな体型している四葉が姉ってことなんだがやはりここは黙っておこう
「びっくりしたのは私も一緒よ、まさか五葉が『リチェルカーレ』でメイドやってるなんて思ってなかったわ。お兄様の仕事の手伝っているんじゃなかったの?」
「ええっとその、それには海よりも深い訳があるの四葉お姉ちゃん今度ゆっくり話すね」
少ししどろもどろになりながら答える五葉、そういえばなんで五葉が『リチェルカーレ』で働いているのかはオレも知らないな
「ふぅん、まぁいいわ。ああ、それから五葉にはもう話したけどこれから私も『リチェルカーレ』で働くからよろしくね硬派なオタクのお兄さん♪」
「だからオレはオタクじゃない・・・って!四葉さん『リチェルカーレ』で働くの!?」
「そりゃ私の大事な妹の五葉にへ・ん・な虫が付かないようにしないといけないからね。あ、そうそうもちろん私のこの部屋に住むからそれなりのスペース開けておいてね」
「・・・まじですか」
“変な”を妙に強調してにっこりと嫌な笑みを見せる四葉に思わずオレは天を仰ぐ
この八畳間に五葉と四葉とオレ、三人が一緒に暮らすんだぜ?これからどうなるんだ、オレの硬派な男になるための修行ってのは
「でもなんだか楽しくなりそうですね♪」
五葉だけがこの状況の中楽しそうに微笑んでいた・・・ぎゅっとオレの手を握ったまま
次回予告!!
テーレッテー!!
ミント「お久しぶりです、ミントです。最近コンビニで売っているアイバンラーメンってのに嵌ってます♪
・・・・・・って、あれいけない次回予告しないといけませんでした。ええっと次回!メイド服とおまじない 第三章黎明編、といきたいところですが次回は幕間特別編です、それじゃ皆さんよろしくおねがいしますね♪」
なんでこんな短いのに一ヶ月もかかっているの?ばかなの?しぬの?な感じですけど全部悪いのは
セルリアンちゃんのせいだからね!!
書かなきゃ、書かなきゃってときにセルリアンちゃんが邪魔するんだからね!!
ちなみに最初の予定ではエレベーターから降りた後石渡VS恭治、そして実は中国拳法の使い手の四葉が助っ人に来るとか言う展開でそこで恭治の右腕が折れて第三章へという流れだったんだけど
これ以上恭治が痛めつけられたらまた五葉が泣くわ
ということで今回みたいな展開になりました、よかったね恭治&五葉
幕間に関しては実は同時進行で書いてたので結構すぐあがるかも?
恭治がいないところで展開している話です、何気にここで本編の重要な話が展開しちゃうので要注意だぜ!
私からは以上!!
メイド服~読んでるからには、この瞬間を待っておったよ!ワシは!
五葉と四葉の邂逅!
アンド四葉のリチェルカーレ入り!
五葉が泣き過ぎるかどうかは、正直興味ないなー。
それくらい小説内でヒロインを殺してます。ごめんなさい。
ただ、四葉が中国拳法の使い手じゃなくて良かったと思う。
こっちの方がリアリティがあって良くない?っていう安直な考え。
もし四葉が中国拳法使う方の文章があって、それ読んでたら、真逆の事を言ったかも知れんけど。
なんつーかもう、「メイド~」はどんどん面白くなるね。
書いてる途中やボツ案を気にせず読んでると、自然に流れるように伏線回収できてるようにしか見えん。
(俺の書いてるやつは、そろそろLifebackの4倍に達するというのに、書けば書くほどつまらなくなっていってます!LifeBackの後半みたいな内容で埋め尽くされてる)
どうでもいいけど幕間特別編が幕末特別編に見えた。
え!?江戸時代までタイムスリップするの!?みたいな
あいかわらず五葉に厳しいw
五葉がね、泣きすぎるのはねあれですよ設定に活かせばいいんですよ全然特徴ないやつなんで
心配性だったり泣き虫だったり感動屋さんだったりってな感じにね
そして恭治が「海よりも深い訳があるんだ」ってセリフを何気に五葉も使ってたりしてそうゆうところで五葉の自己主張は続くのです
ともかくいきあたりばったりで書いているんでこんなもんよメイおまは
四葉の中国拳法の使い手ってのは結構前に消えてましたその設定、もっと言うと四葉にビンタされると恭治が一時的に強くなるてきな設定も消えました。ロリなキャラで滅茶苦茶強いってのもいいんだけどなんか安直でリアリティがないというか・・・まぁそんな感じ
天城さんがいる時点でリアリティも糞もないけどね、あの人規格外だから
あと天城さんと被るってのもあったかな、四葉の中国拳法案には
伏線回収ができてるっていうけどね、これ以外に伏線スルーしてたりもするのよ?うん、あえて多くは語らないけど
でもなんだろう自然と書けてるのか・・・な?
>(俺の書いてるやつは、そろそろLifebackの4倍に達するというのに、書けば書くほどつまらなくなっていってます!LifeBackの後半みたいな内容で埋め尽くされてる)
四倍!?やべぇ!!でも Lifebackの後半はスルメのように読むと味が出てきるところだから多分大丈夫!
多分はじめは全然わからないことになりそうだけど大丈夫!
セルリアンちゃんっぽいのとスレートさんっぽいのが(言うなよ)4倍で楽しめるなんて完成が待ち遠しいわぁ
そして幕末特別編はないです(;´Д`)
そもそもメイおまは章で区切っているのに幕ってどうなのよとは自分でも思ったさ、でも幕間はあれど章間はない不思議!
本名が妙に字画が悪いので字画の良い名前にしようとおもった結果がこのちょっと痛い名前だよ!!
名古屋市在住、どこにでもいるメイドスキー♪
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