日記と小説の合わせ技、ツンデレはあまり関係ない。
あと当ブログの作品の無断使用はお止めください
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真っ赤、真っ赤、真っ赤
真っ赤な夕日にすべてが赤くなる
畳の上に敷かれた布団も…そこで寝ている私の顔も…
…隣で頭をなでている姉さんの顔も
「ねぇねぇ、お姉ちゃんご本読んで」
「なんの本がいい?」
「赤い靴のおはなし、お姉ちゃんがかいたほうの」
私は赤い靴の話が好きだった、けどそれはお姉ちゃんが書いた「赤い靴」の話
「あれは…んーおすすめじゃないわよ楓」
そう言いながら姉さんは鞄から古びたノートをとりだす
「やだー!お姉ちゃんが書いたのじゃないと可哀想だよぉ」
赤い靴の主人公は病気の祖母の看病をせずに舞踏会へ行く…
赤い靴は素敵な踊りを踊ってくれるけど止まらない
止まらない、止まらない、止まらない
止めて、止めて、止めて、止めて、止めて
少女の悲痛な叫びも空に消え、一人踊り続ける。どんなに止めようとしても止まらない
疲れ果てた先に少女が見たのは自分の祖母の葬式の様子…そして最後に少女は懇願するのです
────そこの木こりさん、どうか私の足を切ってください
「だってだってほんのちょっと舞踏会に行きたかっただけだよ、それなのにお祖母ちゃんは死んじゃうし、足は切り落としちゃうし」
それだけで泣きそうな私を姉さんは優しく諭すように頭をなでてくれる
「あれにはちゃんと続きがあるのよ楓」
「でもでもお姉ちゃんのがいいの、お姉ちゃんの赤い靴の話が私は好きなの」
いつもいつも私は我侭ばかりだった、それでも姉さんは嫌な顔一つせずにお話を聞かせてくれた
「しょうがないわね、それじゃ読んであげるね」
「うんー」
優しい姉さんの手大好きだった…あの手はひんやりとしていてそれでいて暖かくて
それで撫でられているとっても気持ちよくて…いつもお話の途中で寝ちゃうんだった
その度に姉さんに「もう、途中で寝ちゃうんだから」って怒られて、あれ…
姉さんのあの話どんな結末だったかな、大好きな話だったんだと思うけど
────そうゆう設定よ、忘れなさい
────そうゆう設定よ、忘れなさい
────そうゆう設定よ、忘れなさい
───────そんなこと大切にしないで早急に忘れなさい、あの話…あの話には
誰かの声がする、なんだろうこの声懐かしいけどどこか冷たい
───────あの話には終りなんて書いてないのよ
プロローグだけ別にしたら妙に短い記事になったぜ!!
ついでにブログパーツの魔法使いさんは一日一記事しかカウントしてくれないのでそんなにレベル上がらない
最終章ってなっているのは元々私パートとM氏パートがあってこの話に繋がる予定だったんですが
あいにくと相方がいつものように書かないため私が最終章だけ書いちゃった!って感じ
別に前の流れが読まなかったとしてもどうにも話は変わらないので安心です。
ちょくちょくセリフで「前の記憶では」とかいっているのはそのせいです
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プロフィール
HN:
氷桜夕雅
HP:
性別:
非公開
職業:
昔は探偵やってました
趣味:
メイド考察
自己紹介:
ひおうゆうが と読むらしい
本名が妙に字画が悪いので字画の良い名前にしようとおもった結果がこのちょっと痛い名前だよ!!
名古屋市在住、どこにでもいるメイドスキー♪
本名が妙に字画が悪いので字画の良い名前にしようとおもった結果がこのちょっと痛い名前だよ!!
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ツクール更新メモ♪
http://xfs.jp/AStCz
バージョン0.06
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