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日記と小説の合わせ技、ツンデレはあまり関係ない。 あと当ブログの作品の無断使用はお止めください
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「ちょこれーとくろすえっじ・あなざー」



今から二千年前、大きな戦争がありそこで使われた化学兵器により遺伝子異常が発生・・・・多くの文明が失われるとともに
人間以外の生物が遺伝子異常を起こしこの世から食べ物が失われた。
人類の98%が死滅した世界において人間が生きていくためには『遺伝子管理局』の提供するサプリメントを摂る以外に
方法はなくなった・・・・。



───というのは、嘘だ。



遺伝子管理局本部の上層、天に聳え立つ『塔』には管理局の限られた人間だけが住むことができる移住区がある。
「いやぁー今日も疲れたぜ」
二千年前と変わらぬスーツ姿で俺は額に流れる汗を拭いながら綺羅びやかな街並みにを歩く。
「まぁここでいいか」
そして入る一軒の店、『龍眼亭』、この辺ではどこにでもある居酒屋だ。
「いらっしゃいませー」
中は結構盛況のようで大勢の人間が各々の席で“食事”を楽しんでいる。
「ご注文はいかがしましょう?」
「それじゃとりあえずビールで」
ウェイトレスに注文を頼むと目の前にあるモニターを注視する。モニターにはすぐさま“ビール中”と書かれた文字とともに
ダウンロード表示がされパーセンテージの数字が進んでいく。
『ダウンロード完了いたしました。ごゆっくりどうぞ』
機械音とともに俺は首からケーブルを取り出すとテーブルにあるジャックに差し込む。しばらくすると口の中にビールの“味”が広がっていく。
この世の中からは確かに食べ物はなくなった。遺伝子異常をした生物を食べれば人間はカテゴリーエラーという異形に変化してしまう。だが選ばれた人間は管理局が保存した正常な遺伝子を持った生物から得られた遺伝子データを取り込むことで“食事”をすることができる。データからは人間が生きていくために必要な栄養だけではなく、食感、匂い、喉越しまでも再現される。無論そのためには人間側にも“それなりの改造”が必要ではあるが、そんなことは些細なことだろう。俺達の遥か下の世界で
這いつくばっている奴等は味もろくにしないサプリメントで生活しているんだからな。
「でもあいつら知らねーんだろうなぁ、サプリメントの材料のこと。おっと焼き鳥も頼んじゃうか」
俺は目の前のモニターを操作し、焼き鳥モモタレを頼もうとしたその時だった。
「うがあああああああああああ!!!」
店内に響き渡る叫び声、振り返ると一人の男性が苦しそうに首を押さえ地面に倒れ込む。
「おぇぇ・・・・おぇぇぇええええええ!!」
倒れこんだ男性が口から人とは思えない青緑の液体を吐き出し、それっきり動かなくなってしまった。
「な、なんだよ!・・・・うぐっ!」
叫び声を上げて俺は立ち上がるもすぐさまに喉元にやってきた気持ち悪さに膝から崩れ落ちる。
「がはっ、なん・・・・だよ、これ」
力が入らない、口からは先に倒れた男と同じ青緑の液体を吐き出し地面に水溜りを作る。それは俺だけではない、この店の中にいる客の全てが同じ様な症状を引き起こし苦しんでいる。
「これは・・・・ウィルス、か」
この症状、間違いない。この店のデータにウィルスが仕掛けられているのは間違いない、間違いなのだが・・・・
「俺は・・・・もう、ダメ・・・・だ」
ウィルスに抵抗する力などなかった。俺は助けを求めるように天に手を伸ばし、息絶えた。










私は、「塔」の中でも一番高いビルの屋上で佇んでいた。
「・・・・えてる?聞こえてますか翠歌さん!」
先程からオペレーターの由梨佳が悲痛な声で叫んでいる。私はその叫びに静かに耳元のスイッチを入れる。
「そんなに騒がなくても聞こえている由梨佳」
「翠歌さん!今街が大変なことになっているんです!」
「それについては確認している」
「だったらすぐに管理局に戻ってください!今、ウィルス対策本部で管理局員が集まっているんです!」
「その必要はない」
私はそれだけ言って耳元のスイッチを切るとイヤホンを外し放り投げる。強い風が吹き、私の銀色の髪をたなびかせた。
「・・・・決着が来たのね」
小さく呟くと両目の真っ赤な瞳で街を見つめる。綺羅びやかで夜のない光に彩られた世界、そこは地上にはない楽園だった。
「遺伝子管理員“翠歌”、独自任務を開始する」
私は、彼との決着をつけに形だけの平和な世界に飛び込んだ───




「うめぇぇえええええ!!!!ヤハリデータの食事!ヨリモ!ナマニクうめぇぇぇっ!!!」
「きゃぁああああああ!!!」
街は完全に混乱していた。逃げ惑う人とウィルスによって苦しむ人、そしてウィルスによってカテゴリーエラーと化したヒト。
平和ボケした人間は逃げ惑うしかなくカテゴリーエラー化したヒトによって捕食されていく。
「お、お父さん・・・・な、なんでお母さん食べて・・・・るの?」
「ウメェーーーーカラダヨォォォォォォ!!!!」
平和な街に血しぶきが飛び交い私の管理局の服を汚していく、私は静かに外装布から剣を取り出すと構える。
───これが、お前の望んだことか?
「オマオマオマオマ!カンリ局のスイスイスイスイス歌じゃじゃじゃじゃねねねねねかかかか」
カテゴリーエラーの一体がフラフラとした足取りでこちらに近づいてくる。髪は抜け落ち身体は肥大化し誰かはわからないが
肩に引っかかった管理局の制服から管理局の人間だったということはわかる。
「ウィゥィゥルスだ、クルシイ・・・・助けてくれスイスシイ歌ァア・・・・助けてクレ!!!!」
「残念だけどそれは無理、貴方はカテゴリーエラーに適合しなかった。死ぬより他、道はない」
私は二本の剣を一気にカテゴリーエラーに投げつける、が───
「イヤダシニタクナイ!!!シニタクナイダァァァァァァ!!!」
カテゴリーエラーが腕を駄々っ子のように振り回し剣を弾き飛ばすと一気に距離を詰めこちらに腕を振り上げる。
「たす助けて助けてクレエエエエエエエエエ!!!」
「無理だと言った。絶対必中武装“ソードビッカー”!!」
カテゴリーエラーを自らの赤い双眸で捉えると弾き飛ばされた剣が宙で向きを変えカテゴリーエラーの身体を貫く。
「ガハァアアアアアア!!!タスケ、タスケテ!!」
「悪いが話している暇はない、さようならだ依古」
かつての同僚の名を呟くと私は走りだす。答えは返ってこなかった、宙を舞う剣がカテゴリーエラーの腕を吹き飛ばし、足を吹き飛ばし首を吹き飛ばしていたからだ。




血塗られた街を抜け、私が辿り着いたのは一つの研究所だった。管理局が遺伝子研究のために使っていた研究所の一つであるが今は研究機材を別の場所に移動し廃墟と化している。
本来なら人一人近づくことない場所であるが私には彼がここにいるという確信があった。
「ここに残っている端末からウィルスをこの『塔』に放った、そうだろうドニー・・・・いえ、ドニチエコ!」
研究所の奥まった部屋、今は何もないはずのその場所に向かって私は叫ぶ。
「そのとおり、やはり君が一番乗りだね翠歌ちゃん」
私の叫びに落ち着いた声が返ってくる。それとともに部屋の明かりが一斉につきそこにいた声の主を照らしだす
かつての小汚い布切れを纏い無精髭を生やした男ではなく白い戦闘服に髪をオールバックにしたドニチエコは手元のPCを操作しながら私を見つめる。
「他の管理局の人間はどうしたんだい?」
「まだウィルスの発生源の特定に時間をかけている所。話しならできるわ」
「話だって?もう僕達は言葉で話しても無駄だと、地上で別れた時に言ったはずだけどね」
「そうだったな、ならば私は遺伝子管理官として遺伝子情報を汚すお前を打ち倒すだけだ!」
外装布から剣を取り出し構える。かつての仲間とはいえもうそこに迷いはなかった。
「翠歌ちゃんなら・・・・地上で苦しんでいる人達を見てきた君ならわかってくれると思ってたよ。でも君があくまで管理局に味方するなら僕はカテゴリークイーンを救い出しこの世界の人間全てをカテゴリーエラー化させる!」
「ふざけるな・・・・!そんなことをすれば人は人でなくなってしまう!」
「なぜわからない、なぜ認めない?カテゴリーエラー化こそ人間の正当な進化、そしてその最初のカテゴリーエラーとなったカテゴリークイーンはカテゴリーエラーの希望となる存在なんだ」
「黙れ!!!」
私は叫び剣を投げる。神速で投げられた剣は防御姿勢をとる前のドニチエコの両肩を貫き体ごと壁に叩きつけた。
「いくらそれが正当な進化だとしても、選ばれた人間のみ生き残れるそんな世界間違っている!!お前はこの街の状況を知っているのか!?」
「がはっ、知っているよもちろんね。けど君も知っているだろう?地上の人間がその姿を保つために摂取しているサプリメントの材料は同じ人間だ!同族を食らわなければ生きながらえない、そんなことを背負わせてきたここにいる人間は業を背負わなければならない!!」
「それで無関係の人間まで巻き込むのか!」
「そうだよ、その先に未来があるのなら!機械化された人間なんて間違った進化、僕は許さない!!」
ドニチエコは両肩に刺さった剣を腕をクロスさせ引き抜くとゆっくりとこちらに近づいてくる。普通の人間ならさっきの一撃でほぼ身体を動かすことなんてできないはずなのに。
「まさか、ドニチエコ・・・・お前は!!」
ドニチエコはその言葉に静かに言葉を返す。
「そうだ僕はもうカテゴリーエラーだ!」
「くっ・・・・!」
両腕を振り上げ斬りかかるドニチエコの攻撃をかわし眼の力を解放する。
「絶対必中武装“ソードビッカー”!!」
だが・・・・ドニチエコの持つ剣は反応こそすれど動く様子はない。
「な・・・・にぃ」
「無駄だよ、カテゴリーエラーになった僕の腕力からは逃れられない。今度はこちらから行くよ!」
そう言った瞬間ドニチエコの姿が目の前から消える。超高速での移動に目が追い付けない、ソードビッカーを押さえ込む力といい今まで戦ってきたカテゴリーエラーとは比べ物にならないほど強い!
「もらった!」
左後方にドニチエコが突如として現れると剣を降り下ろす。私はそれに合わせるように体を回転させると外装布ごと剣で受け止め ・・・・
「遅い!」
受け止めたと思った次の瞬間、右前方からのドニチエコの蹴りが私の腹を抉り吹き飛ばす。
「がはっ!」
コンクリートの壁に叩きつけられ口から血が吹き出す。どうやら肋骨の数本と内蔵がやられたようだ、ほとんど全身に力が入らなかった。
「終わりだよ翠歌ちゃん」
ドニチエコが剣を振り上げる。今の彼ならば迷いなく私に止めをさせるだろう。本当なら受け入れても良かった受け入れてあげたかった・・・・でも、それは叶わぬ願い。
「・・・・管理局の人間を甘く見るなって言ったでしょ」
顔を上げ赤い双眸でドニチエコの姿を捉える。これが最後だ、忘れないように目に焼き付けるように力を込め私は叫ぶ!
「絶対必中武装・・・・“ソードビッカー・バースト”!!!」
「なにっ!?」
ドニチエコの持つ剣の紅の宝玉が私の叫びと共に割れ、それと同時に大きな爆発が巻き起こる。
「くっ、ソードビッカー!」
私は残りの剣を掴み引きずられるようにして爆発から逃れ立ち上がる。
「あはは、やっぱりすごいな翠歌ちゃんはソードビッカーを思念の力で爆発させるなんて」
爆発の煙の向こう側でドニチエコは笑っていた。だが剣を握っていた左腕は肘から先が吹き飛びなくなっている、ダメージがないわけではない。
「くっ、これは奥の手だ・・・・だがあと五本ある、五本あればお前を倒すことくらいはできる!」
今にも倒れそうになる体を必死に堪えて剣を展開させる。
「だけどこっちにはまだ右手が残っている」
ドニチエコは右腕の剣を平に構える。一瞬の静寂ののち、二人の声は重なった!
「終わりだ、ドニチエコ!!!」
「うおおおおおおおおおっ!!!!!」
ありったけの思念を込めたソードビッカーが飛び、駆けるドニチエコの体とぶつかる。研究所の中に激しい爆音が響き渡った。




「はは、やっぱ・・・・強いや」
煙が晴れ最後に立っていたのは私だった。ドニチエコは体のほとんどが原型をとどめることなく半分無くなった顔でそう言うと前のめりに倒れる。
「勝った・・・・勝ったけど、まさか自分の剣に止めを刺されるなんてね」
私の腹にはソードビッカーがドニチエコの右腕ごと突き刺さっていた。結局二人とも信念を曲げることはなかった、けどそれで私が最後立っていたからといって、そこに何が残っていたのだろう。
「虚しい・・・・だけだな」
ずるりと体から力が抜け倒れこむ。私の目は真っ赤に染まった世界を見つめ、そこから逃れるように瞳をゆっくりと閉じる。
『警報、警報。訓練ではありません!管理局の決定によりウィルスに侵された該当地区を「塔」より切り離し地上へと落下させます。速やかに避難地区へと逃げてください。繰り返します・・・・』
警報音だけがそこにむなしく響き渡った。

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「妄想桜陵学園」



妄想は変わった・・・・。
今まで影咲狼牙として世界の闇と戦ってきた俺が高校に入ってからというものいつのまにやら妄想にエロが加わり出してきていた。
今までは強敵に連れ去られたヒロインを救いだすのに強敵とのバトルを優先して妄想してきた、だが今は強敵とのバトルなんてお座なりにヒロインを救いだした後のイチャイチャや捕らわれているヒロインが色々されちゃうそんな妄想ばかり。
もはやそこに強敵など居らず俺がちょっと本気を出せば消し飛んでしまう敵ばかり、強敵とのバトルなんてのは全く無くなってしまった。
これが遅れてきた思春期ってやつなのだろうか?

そんな俺、影咲狼牙・・・・(おっと現実世界では北川真樹と呼んでくれ)は今日、妄想ではなく現実でとんでもないものを見てしまった。
「んっ・・・・もう先輩がっつきすぎです・・・・赤ちゃんじゃないんですか・・・・ら、んっ」
「その気にさせたのは・・・・青葉だろ」
一般学生の俺が普通に生徒会室の前を歩いていてふと目に入った光景、それは足を止めざるを得ないとんでもない状況だった。
「こ、これが義務教育の外の世界か」
思わずそんな言葉が漏れてしまった。生徒会室の窓はカーテンで仕切られているが完全に外からの視界を遮っているわけではなく一番端のカーテンの隙間から中の様子が見えてしまっている。
生徒会室の中では桜陵学園の制服を着た男女が激しくお互いを求めあっている。男が女のはだけた制服から覗く柔肌の乳房を舌全体を使い舐りながら下腹部の秘部に指を滑らせ中をかき混ぜるように激しく動かしている。
その光景は今の俺にはあまりにも刺激的すぎる。そりゃ俺だってそうゆう本だとか動画をネットで見たことはあるが今見ているのはリアルタイムであり、ましてその行為に及んでいるのが
「あ・・・・んっ、先輩の指・・・・きもひいい・・・・」
「細鮎さんだよな、あれ」
男の方は知らないが女の方は見覚えのある同じクラスの細鮎青葉(さいねん あおば)であったことが本当は見ちゃいけないとわかっている俺の足を縛り付けていた。
同じクラス、もっと言えば細鮎青葉さんは俺の隣の席の子だ。いつも落ち着いていて育ちの良さを現すような物腰やらかな口調はクラスでも人気者で、それでいてどこかミステリアスな雰囲気を持っているところにクラスの男子半数は惹かれている。そんな彼女が俺の目の前で男に抱かれ普段見せない表情をして喘いでいる、そのアブノーマルな状況が俺の全身を刺激していた。
「いや、これはなにかの間違い、間違いだろ」
正直まじまじと行為を見ていていうのもおかしいけど信じられない。中学時代編を終えて俺の元から光の巫女も共に妄想する仲間もいなくなった、その心を埋める高校時代編のヒロインに抜擢しようとしてたってのにその彼女が、まさか



・・・・処女じゃないだなんてありえねぇ!!



「いやもうわかる!あの感じている様子、あれは処女じゃない、処女があんな声だしたりはしない!この糞ビッチが!」
恨み言のように小声で呟くと俺は腕を組みじっと考え込む。
ヒロインが処女じゃないということは致命的だ、そうなると高校時代編ヒロインである彼女にはなにか設定を加えなければならない。中学時代の俺なら即ヒロイン交代をしているところだが最近エロ知識を取り込んだ俺の妄想力によって一条の光がそこに差し込む。
「あれだ、あの行為は魔力の補給なんだそうに違いない!」
なんかの本で読んだことがあった、なにか魔力を受け渡しているんだよこれは不純な行為ではなくて体液の交換、肉体が興奮することでより魔力の受け渡しの効率があがるからしーかーたーなーくーやっているんだ!
その設定を決めると脳裏に次々と設定が浮かんでくる。
「実は細鮎さんは人間じゃなくてホムンクルスなんだ。んでだ体を維持するために魔力が必要で男子生徒にチャームの魔法をかけて仕方なくあんな行為をしているんだ!」
我ながら完璧な妄想に惚れ惚れする、つまりはこうゆうことだ


・・・・・・・・・・

夕日に照らされた屋上にて戦いを終え、佇む影咲狼牙こと俺
「今日も激しい戦いだった・・・・」
そこにフラフラとした足取りでやってくる細鮎さん
「うっ・・・・もうだめ」
「大丈夫か!?」
颯爽と駆け寄り倒れる細鮎さんの体を抱き止める。
「なんて酷い傷なんだ、早く病院に」
「ま、待って」
俺の制服の袖を引っ張る細鮎さん
「傷ならすぐに良くなるから大丈夫・・・・でもそのためには魔力が必要なの~~~魔力が~~~」
「魔力だって!?俺になにかできることはあるか!?」
俺の言葉に細鮎さんは頬を赤く染め顔を背けながら小さく呟く
「あの、私を抱いて・・・・ください」


・・・・・・・・・・・・

我ながら完璧なシナリオ構築能力。そんでもって初体験の俺を
うまいことリードしてくれるんだよ、んでそのとき「初めてがこんな慣れた女の子でごめんなさい」とか言われちゃうの。けどゆくゆくは「もう影咲さん以外には抱かれたくない!」とかなっちゃうんですよ、そうして公私ともにいいコンビとして成長していくというだな・・・・。
「なにを独り言言っているの?」
「ほわちゃぁ!!!!」
突然声を掛けられて思わず意識が現実世界に引き戻される。しかしちゃっかりと生徒会室の中が見えないように背中でガードしていた。
「君、一年生だよね生徒会室になにか用なの?」
「あ、えーっとあの、ですね」
しどろもどろになりながらなんとか言葉を捻り出そうとするが一向に言葉にならない。高校に入ってから女子に話しかけられるなんてこと数えるほどしかなかったので緊張しまくりだ。
(しかしよく見るとすっげー胸だな)
頭がパニックになっているというのにそうゆうところを見る目だけは冷静沈着だ。腰ほどまで伸びる長い黒髪にどこぞのグラビアアイドルかと思わせるような肢体、なにより本当に高校生かってくらいに熟れた二つの果実に目が引き付けられる。
「生徒会は今日やってないわよ。あ、でも私副会長やっているから話なら聞くわ」
そう言って彼女はスカートのポケットから生徒手帳を取り出し開いて見せる。そこには確かに 生徒会副会長 西条院加絵奈と書かれていた。
「西条院さん・・・・あれ、その名前どっかで聞いたことが」
あまり人の名前を覚えない俺だがその名前には聞き覚えがあった。
「もしかしてあのいつも屋上から登校するお金持ちの人のメイドさん?」
「あーうん、まぁ合ってるけど。はぁ一年生にまで伝わってるのね」
そう答えるとがっくりと肩を落とす西条院さん。よくわからないがあまり聞いてはいけないことだったのだろうか?
といってもあんな校舎の屋上にヘリで着陸して登校するような人知らない方が無理って話で・・・・そのおかげで高校入ってから俺の楽しみの一つである放課後、屋上で佇むってのができないんだよなぁ。
けどこんな美人な西条院さんがメイドさんだなんて実に羨ましく思う。
今やセカンドヒロインの存在は重要だ、すぐにでも西条院さんを昇格させてもいい。
だってあれだろ、やっぱりメイドさんってことは夜な夜な・・・・
「はぁ、どうせなんか今変な想像してるでしょ」
「えっ、あ・・・・いやそんなことないです!はい!」
まさかの言葉に俺の動揺は激しくなる。もしかして西条院さんは心が読めたりするのだろうか?なまじ生徒会といえば絶対的権力を持っているもの、ある種能力者を集めた集団なのかも!細鮎さんも生徒会の書記だしとなると後、Sっぽい会長とロリっ子の会計がいるのは間違いないな。それでだ、能力者を集めた生徒会は日々やってくる脅威と戦っているんだ。
なにその生徒会、凄くね?んで生徒会が戦っている敵と俺が今戦っている暗黒儀礼団と実は裏で手を結んでいたことが判明!
俺と生徒会も一緒に戦うことになるわけですよ、んでもだ生徒会は女ばっかりだし初めは俺の事を毛嫌いして「私たちだけで戦えるわ!」みたいに言ってたんだけど俺の活躍に段々心を開いていってだなロリ会計なんかにはその内「お兄ちゃんて読んでいいですか?」とか言われ細鮎さんには前途の魔力補給、西条院さんとはあれだ、「御主人様よりも貴方のことが好きになってしまいましたご奉仕させてください」となりSな会長は
最終決戦前に気丈に振る舞うんだけど実は不安で俺にそれを打ち解け愛し合うという、完璧じゃねぇーか!なんていい生徒会!
「おーい、ちょっと聞いてるの?」
「西条院さん、俺も生徒会の一員としてこの学校いやこの世界を守るために戦いましょう!」
俺は気がついたら現実と妄想をごっちゃにして西条院の手をぎゅっと握っていた。
「んー戦うとか守るとかよくわからないけど。それってなに?生徒会で働きたいってこと?」
「え、ああーそ、そうなるのかな」
自分でも何言っているのかわからなかった。西条院さんは一人「んー」と天井を見上げ声あげながら考えると
「まぁ男手が必要なこともあるし、役職ないけど雑用ってのならいいかもね。今度会長に話しておくよ、ところで君クラスと名前は?」
「あ、影咲・・・・じゃなくて北川真樹です。クラスはC組です」
「ふぅん、C組なら細鮎ちゃんと同じクラスよね」
「は、はいそうです」
そして今俺の背後、生徒会室で魔力補給中ですよ。
「わかったわ。会長からオッケーがでたら細鮎さんを通じて連絡するから」
「わ、わ、わかりました」
「それじゃね」
そう言って去っていく西条院さんの背中を見て思わず肩の荷が下りたように息を吐く。
「しかしやれやれ面倒なことになったぜ」
そんなライトノベルの主人公みたいな台詞を呟きながらも内心心臓の高鳴りが止まらなかった。
その時はまだ知るよしもない、この俺の選択がとんでもない話の始まりだったことに。
それに気がつくのはもう少し後の話である。
「はちみつれもねーどあいすくりーむ」



それはいつもと変わらないとある日のこと
「やっべぇ、遅れるぅ!」
真っ赤な夕日が差し込む廊下を俺、佐見涼二は全速力で走っていた。腕時計を見ると時計の針は約束の時間である五時をとうに過ぎている。
「五時に生徒会室に来てください」という後輩、細鮎青葉との約束をすっかり忘れていた。
「絶対に怒ってるんだろうなぁ」
普通、いや言い訳じゃないが少しくらい遅れてもそこまで怒る人はいないと思うんだが青葉はこと時間にうるさいのだ。だというのに俺はすっかり約束を忘れて下校、電車の席で一息ついたところで約束を思い出すと言う体たらく。
「なんて言って謝るかなぁ」
走りながら考えるがまぁ何を言っても無駄だろう、しょうがないアイスクリームでも奢ってやるか
そんなことを思いながら生徒会室までたどり着くと俺はその戸をゆっくりと開けた
「わ、わりぃ青葉遅れちまって」
「先輩、私の約束を12分も遅刻するなんて素敵なことなさるのですね」
「うっ・・・・」
肩ほどまで伸びた黒髪を指先で弄りながら青葉はニッコリと微笑んでいる。が、全く目が笑っていない
夕日に照らされたその姿はいつもながらに凛としていてとても美しい
「いやこれには色々理由があってだな、後でアイスクリーム奢ってやるから許してくれ」
「いえいえ私全然怒ってないですよ。先輩が遅刻するなんていつものことですからね」
滅茶苦茶怒っているだろと思いつつと言い返してもどうなるもんでもないし黙っておく
「まぁ時間も余りありませんし、先輩こちらに来て手伝ってもらえますか」
「ああ、それでなにをするんだよ」
生徒会室に来いとは言われたけどそういえば何をするかは聞いていないので言われるがままに青葉についていく。
「いいからそこに立っていただけますか先輩」
なぜか生徒会室の壁際に立つ青葉の前に立たされる俺、一体何を始めるつもりなのかいつもなにを考えているのかわからない
青葉のことだから不安でしょうがない
「それで先輩、私の腰に手を回してください・・・・そしてもう片方の手は肩に」
「ああ、うんこれでいいの・・・・ってなにやらすんだよ」
青葉に言われるままするとなんていうんだろう完全に青葉を抱きしめる形になっていた。薔薇の香水の芳しい香りにドキッとすると共に部屋のどこかからカメラのシャッター音が聞こえる
「えっ、いや本当に青葉なにさせるんだよ」
「ふふっ、なにって先輩と既成事実を作ろうと思いまして」
妖艶に微笑む青葉は自らの身体を強く押し付けるように俺に抱きついてくる。
「先輩が私を抱きしめてる写真、ちゃんと撮っておきましたよ」
「いやいやいや!ちょっとなにやってんだよ」
腕を離そうとする俺に青葉はグッと顔を近づけ耳元で囁く
「あ、今は先輩が腕を離したら大声出しちゃいますよ」
「あのなぁ・・・・」
青葉は凄く大人しくて真面目な生徒だと俺以外には大好評だからな、こんな状態で青葉に大声出され人がやってきたらどうみたって誤解される
「じゃあどうすればいいんだよ」
「どうすればいいって、先輩もおかしな事言うんですね。先輩はどうしたいんですか?」
悪戯っぽく言う青葉に自分でも嫌になるくらいドキッとする。潤んだ瞳に艶っぽく熟れた唇、夕日に照らされた肌・・・・どうしたいってそりゃ叶うことならば色々したいですけども
「先輩って分かりやすいんですね、フフッ今他の女の子のこと考えてたんですか?私は先輩が他の女の子と遊んでいても最後に私の所に戻ってきてくれれば大丈夫ですよ」
「そう言う問題じゃ・・・・」
「しょうがない人ですね、それじゃこれなら答えられますか、私は先輩のこと好きですよ。先輩は私のことどう思っています?」
青葉の顔が近づく、触れるか触れないかの距離、吐息がかかる距離、おそらく俺の心臓の高鳴りも聞こえちまっている距離
俺は覚悟を決めた
「ああ、青葉のことは好きだよ」
「ふふっ、先輩のそうゆう恥ずかしいセリフもちゃんとICレコーダーに取っておきましたからね」
「はぁ!?ちょっと青葉、お前なに───むぐっ!」
言葉の途中で口が青葉の唇で塞がれる。青葉の熱い舌先が歯を舐め、その奥の舌を絡めとるように動いてその度に俺と青葉の吐息と唾液が交じり合う
「んっ・・・・んっ・・・・ふぅ、はぁっ、んっ・・・・ちゅぅ」
随分と慣れた様子の青葉にされるがままキスを受け入れる。甘くて気持よくてキスだけで頭の中がおかしくなりそうだった
「んはっ、はぁ・・・・んんっ、ちゅる・・・・んっ・・・・」
気持ちいいのは俺だけじゃなくて青葉も同じようだった。頬を赤らめ気持ちいい所を探るように舌先が動いているのがよくわかる。気持ちいい、だけど俺だっていつまでもやられっぱなしってわけにもいかない。俺はゆっくりと青葉の胸を制服の上から弄リ始める
「んっはぁ・・・・先輩の触り方、いやら・・・・しい、んっ」
青葉の胸の敏感な所に触れる度に青葉の体がピクリと反応するその表情が可愛らしくとても愛おしく感じられる。そのまま胸の感触を楽しみつつもう片方の手で青葉の太ももの内側に滑らせるように撫でる
「うんっ・・・・もっと・・・・上・・・・んっはぁ」
青葉に言われるがままゆっくり太ももからスカートの中へと(省略されました。全てを読むにはワッフルワッフルと書き込んでください)

「煉獄」


「はぁ~お金もねぇ!仕事もねぇ!友達全くいやしねぇ!」
晴天、雲一つない青空が広がってやがった。こうゆうときは普通俺の心理状況を反映して暗いもんだろうがふざけやがって
俺は真っ昼間から酒を呷り千鳥足で人通りの少ない通りを歩く
今日はなんだ平日か?休日か?どこにも人がいやしねぇ
だがまぁ今の俺にはもうそんなこと関係なかった

学生時代周りが友達や女と遊び呆けているなか一人黙々と勉強した
だってのに結果行けたのは名前知っているやつもいなさそうな四流の大学
会社では偉そうな上司、取引先に頭をこれほどかってくらいに下げ
同僚にもおべっかをつかい上手くやってきた・・・・つもりだった


「○○君、君はもうちょっとS君のように周りとコミュニケーションとれよ」
「○○?あいつはダメだな、あんなんじゃ一生ヒラだよ」


その言葉を聞いたとき、俺の心の中でなにかが切れた
あいつら、俺のことをなにもわかってねぇ!!俺の一生懸命さ、努力をなぜ評価しない!くそがくそがくそがくそがくそがくそが!!!!!!
気がついたときには俺は社長の顔に辞表を文字通り叩きつけていた。辞表を社長の顔に押し付けての右ストレート、社長の鼻っ柱を折る前に自分の人差し指が折れたけど

そんなわけで俺は職を失った。
「彼女もねぇ!貯金もねぇ!家賃も全く払えてねぇ!」
一生懸命、人一倍一生懸命やっていたつもりなのに俺の手には
結局なにも残ってはいなかった、誰も俺の一生懸命さを評価してくれない
優秀なやつはほっといても評価される、ダメな奴も奴なりに評価されている部分があった。だが俺はない、俺の一生懸命さを評価してくれる人は誰一人いない
せめて新人の可愛い篠崎ちゃんあたりが
『○○さんていつも一生懸命で素敵です!』
くらい言ってくれれば良かったのに!
「電気水道止められてぇ!残金残り三百円!お腹はいつもぐーるぐ・・・・あ?」
誰もいない通りを大声で歌いながら歩いているとふと視界の端が歪んだ。
「なんだ幻覚・・・・じゃない」
目を擦ってみても歪みは変わらず、次の瞬間には歪みから白い光が飛び出し、一瞬まばたきをしたときには遠くにあったはずの光が俺の前まで来ていた。
「な・・・・なんだよ!」
白い光に向かって叫ぶが反応はない。少し不気味ではあったが不思議と怖くはなかった
『悪を滅しろ』
ふと、どこか小さな女の子のような声が頭の中に響き渡る。
「えっ、あ・・・・?」
次の瞬間には白い光は消えていた。その代わりに・・・・
「な、なんだよこれ」
右手には炎を宿した剣、左手には銃口から火が吹き出している銃をいつのまにか俺は持っていた
「これで悪を滅しろってか?」
適当に呟きながら剣を振るう。鉄の重さは全く感じることなくまるで玩具の剣のように軽かった。銃も同じだ、手にしっくりくるというか腕の延長のように確実に狙いをつけれそうと言う実感だけはなぜかある
「あはは、なんだよこれ。酒の飲みすぎでついに幻覚でも見たのかよ俺。でもいいや、楽しそうだし」
剣を振り回しながら千鳥足で通りを進んでいく
「悪、悪、悪は滅してやるぜぇぇぇ!!」
これが夢なら、幻覚ならむしろそっちのほうが好都合だ。そんな俺の願いを聞き届けたのかちょうど俺の前方に位置する建物から二人の男女が出てくる
一人は高校生だろうか着崩した制服にボサボサの茶髪のケバい女、もう一人は脂ぎったハゲでデブのおっさん。
「あーあーあーこいつは悪だよなぁ!!」
そいつらが出てきた場所を見上げると俺は銃を構えその二人に近づいていく
「ラブホから~でてきたって~援助交際ってやつかぁ!?」
「な、なんだ君は?!」
「ちょっとなに?」
俺の声に気がついた二人は後ずさりながらなにかを口走っているが俺の耳には届かない。俺は銃口をおっさんに向けると一気に引き金を引く
「社会のゴミを焼却だ!!!!」
「うわぁ、ちょ!!やめろ!!」
銃口から炎が吹き出しおっさんを包む。炎を必死に払おうとするおっさんの様子は爽快・・・・だったが少し物足りなかった
「なんだこの銃、火力弱くね?」
炎がおっさんを包んでいるがそれだけで一向におっさんが焼き死ぬようすがない
「ああ、それじゃ剣の方使うか」
そう思い剣を振り上げると女が甲高い音で叫びながらこっちに突っ込んでくる
「ちょっとそれは危ないって!」
「は?うぜぇ、どいてろ!」
突っ込んでくる女の腹に蹴りを入れて吹き飛ばすと地面に這いつくばってもがいているおっさんに近づいていく
「や、やめろ・・・・なんだ、なにが欲しいんだ?金か?」
「欲しいものは・・・・てめぇの叫び声だよ!」
そう叫ぶと共に剣を降り下ろす。すると切っ先がおっさんの頭を捉えるか捉えないかと言う辺りでおっさんを包み込んでいた炎が一気に強くなる
「あがががががあつぃぃいいいいいいいい!!!」
「これ!これだよ!なんだ、銃を撃ってから剣で斬ればいいのか?」
熱気と叫び声、そうだよものたりねぇーと思ったのはこれがなかったからだ!
「あ・・・・が・・・・たす、けて」
のたうち回っているおっさんを横目に俺はターゲットを変更、さっき蹴り飛ばした女の方に近づく。地面に踞る女の髪を強引に掴むと一気に起き上がらせる
「うっ・・・・ぐっ・・・・」
「うひひ、いかんよなぁ不純異性交遊。俺はある人から悪を滅しろって言われてんだ、そしてこの炎は・・・・悪い奴だけが焼かれる煉獄の炎だ!お嬢ちゃんはこの炎で焼かれるかなぁ?」
煉獄の炎だなんてのは口からでまかせだが俺は完全に悪を滅する者という役に成りきっていた
「ころ、殺さないで、なんでもするから!」
「へぇーなんでもするって言ったな?」
俺は銃口を女の首もとからゆっくりと下へと滑らせていく
「わかってるな?一生懸命やるんだぞ、一生懸命にな・・・・ちょっとでもマグロったら殺すからな」
「は、はひ・・・・」
涙でグシャグシャになった顔で頷く女を前に俺のテンションは
最高潮に達していた


「残念、自分だけ助かろうと思うなよ。お前も焼かれるんだよ!」
「そんな!話が違っ・・・・」
はい、することしたんで死刑決定です
俺は銃口を女の頭に向け引き金を引く。女がごちゃごちゃと言っているが構わず炎の剣を降り下ろした
「あーダメだ、やっぱ援助交際なんてしている奴は
締まりが悪い」
炎に包まれ倒れこむ女を軽く避け俺は足を進める。
「今度は処女にしよう、そうしよう」
悪を滅するという大義名分を振りかざせばどんなことだって許されそうだ
俺は社会のゴミを掃除してやってるんだ、これくらいのことしたって罰は当たらないはず。一生懸命やろう、一生懸命悪を滅してやろうじゃないか
そしてそんな一生懸命な俺を評価しない奴等は全員悪だ、焼却してやらなければならない
「まずはそうさな、俺をバカにした会社の奴等から滅するか」
そう決め会社へ向こうとした矢先、俺の前に一人の男が立ちはだかった
「あ、悪は滅する。あ、あ、悪は滅っする」
変な奴だった。ボロボロの布切れみたいな服にボサボサの髪、ホームレスかなんかか?
普通なら素通りするところだが、そいつの手に持った物が俺の持っているのと同じ剣と銃だったのが目に入り思わず足が止まる
「なんだよお前、なんで俺と同じ物を持ってる?」
「あ、悪は、め、め、えする」
言葉が通じてないのか意味不明な言葉と共にそいつは俺に銃を向ける
「お前は、悪だ」
はっきりとその言葉が聞こえると同時にそいつの銃口から火が吹き出し俺の体を包み込む
「てめぇ!!!なにしやがる!!」
銃口からの炎は熱くはない、だがこの状態で剣で斬られたらまずい!
「悪だ!悪だ!悪だ!悪だ!悪だ!悪だ!悪だ!」
奇声を発しながらな剣を振りかぶり突っ込んでくるそいつを前に俺は銃を手放し両手で剣を握りしめる。あいつの剣を受け流して蹴りを入れ距離を離して・・・・
「あっ・・・・」
脳内シミュレーションを終えるよりも前に俺の剣が弾き飛ばされていた、バカ力、キチガイに刃物そんな言葉が脳裏に過り
「うああああああああああっ!!!」
瞬間、俺は強烈な炎に飲まれた。


(´・ω・`)ノやっ


そんなわけで意外と早く読み終えました「らぶなどーる」

簡単に言えばクールで美少女の学園のマドンナなヒロインが実はぼっちで
主人公とお友だちになってさらには女子ばっかりの同じ寮で暮らす、そんな話

話はねーまだ一巻と言うこともあって結構淡々と進んであっさり終わったかな
ヒロインが友達いないからネガティブというか変な勘違いばかりする
ヒロインが可愛すぎて(嫉妬が怖くて)一緒に帰れないとか言うと
「私は一緒に帰る価値もない人間なんですね!」とかいうちょっと面倒な子

あ、でも最初に友達になる際に「好きにならないでください」とか言っておいて
最後でヒロインが主人公好きになってるのはちょっとびっくりした
というか好きになる要素あるか・・・?
てっきり主人公がヒロイン好きだけどヒロインはあくまでお友達関係ポジ
で主人公が葛藤するのかと思ったら
ヒロインが「好きにならないで」って自分で言っておいて好きになってしまった・・・・どうするお
なら相手から告白させればいいお!
なんて展開になるとは思わなかった・・・・

そしてどう考えてもややこしくなるだろうってのがわかる

んー特別良かったってのはないけど二巻買おうかしら
プロフィール
HN:
氷桜夕雅
性別:
非公開
職業:
昔は探偵やってました
趣味:
メイド考察
自己紹介:
ひおうゆうが と読むらしい

本名が妙に字画が悪いので字画の良い名前にしようとおもった結果がこのちょっと痛い名前だよ!!

名古屋市在住、どこにでもいるメイドスキー♪
ツクール更新メモ♪
http://xfs.jp/AStCz バージョン0.06
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